管子 / 四時
道生天地,德出賢人。道生德,德生正,正生事。是以聖王治天下,窮則反,終則始。德始於春,長於夏;刑始於秋,流於冬。刑德不失,四時如一。刑德離鄉,時乃逆行。作事不成,必有大殃。月有三政,王事必理。以為乆長,不中者死,失理者亾。國有四時,固執王事。四守有所,三政執輔。
新字:道生天地,徳出賢人。道生徳,徳生正,正生事。是以聖王治天下,窮則反,終則始。徳始於春,長於夏;刑始於秋,流於冬。刑徳不失,四時如一。刑徳離郷,時乃逆行。作事不成,必有大殃。月有三政,王事必理。以為久長,不中者死,失理者亾。国有四時,固執王事。四守有所,三政執輔。
書き下し
道は天地を生じ、德は賢人より出づ。道は德を生じ、德は正を生じ、正は事を生ず。是を以て聖王の天下を治むるや、窮まれば則ち反り、終われば則ち始まる。德は春に始まり、夏に長ず。刑は秋に始まり、冬に流る。刑德失わざれば、四時一の如し。刑德鄉を離るれば、時乃ち逆行す。事を作して成らず、必ず大殃有り。月に三政有り、王事必ず理まる。以て乆長と為し、中らざる者は死し、理を失う者は亡ぶ。國に四時有り、固く王事を執る。四守所有り、三政執りて輔く。
現代語訳
道が天地を生み、徳は賢人から出る。道が徳を生み、徳が正しさを生み、正しさが事を生む。だから聖王が天下を治めるとき、窮まれば返り、終われば始まる。徳は春に始まり、夏に伸びる。刑は秋に始まり、冬に流れる。刑と徳を外さなければ、四季は一つのようになる。刑と徳がその場所を離れれば、時は逆に行く。事を起こしても成らず、必ず大きな災いがある。月に三つの政があれば、王の事は必ず筋が通る。それを長く続けるものとし、当たらない者は死に、筋を失う者は滅びる。国に四季があって、固く王の事を握る。四つの守りに場所があり、三つの政が握って助ける。
解説
この章句が説くこと
関連する章句
-
『童子問』卷上問ふ、易知易行・万世不易の理の、実に至極為ることは、既に命を聞くことを得たり。然れども心中猶ほ未だ釈然たること能はず。願はくは易く暁りやすきの語を以て、申ねて諭を垂れよと。曰く、人の外に道無く、道の外に人無し。人を以て人の道を行ふ、何の難知難行か之れ有らん。夫れ人の霊を以てすと雖も、然れども羽ある者の翔り、鱗ある者の潜るが若くなること能はざる者は、其の性異なればなり。堯の服を服し、堯の行ひを行ひ、堯の言を誦するに於ては、則ち復た甚だ難き者無し。其の道同じければなり。故に孟子曰く、夫れ道は一のみと。若し夫れ人倫を外にして道を求むる者は、猶ほ風を捕へ影を捉ふるがごとく、必ず得べからざるなり。故に道を知る者は、必ず之を邇きに求む。其の道を以て高しと為し、遠しと為し、企て及ぶべからずと為す者は、皆道の本然に非ず、自ら惑ふの致す所なり。
-
『弁名』理氣人欲包犠氏網罟を為る、蓋し諸を離に取る、神農氏耒耜を為る、蓋し諸を益に取るが如し。易は本と象を取りて器を作るの義有り。故に爾か云ふ。形而上は、器未だ形を成さざる以前、唯だ易の道有るのみを謂ふ。其の形を成すの後に至りて、始めて其の器有り。皆器を制するを主として之を言ふ。下文遂に曰く、「化して之を裁する、之を変と謂ふ。推して之を行ふ、之を通と謂ふ。挙げて之を天下の民に措く、之を事業と謂ふ」と。是れ皆易を賛するの言なり。道器変通事業は、皆易を以て之を言ふのみ。上章に「戸を闔づる之を坤と謂ひ、戸を闢く之を乾と謂ふ。一たび闔ぢ一たび闢く之を変と謂ひ、往来窮まらざる之を通と謂ふ。見はるる乃ち之を象と謂ひ、形はるる乃ち之を器と謂ふ。制して之を用ふる之を法と謂ひ、利用出入して民咸之を用ふる之を神と謂ふ」と曰ふが如きも、是れ又た道器を以て対言せず。其の義以て見るべきのみ。豈に大謬に非ずや。
-
『慎思録』巻之四術者の陋なり。陰陽を指して道と為すは、猶ほ天地を指して道と為し、聖人を指して道と為すがごとし。此れ道の在る所を以て言ふ。其の実、天地陰陽は即ち是れ道の存する所にして、還た是れ道中に在る所の物なり。蓋し道を以て主と為して之を言へば、則ち天地万物は皆是れ道中の物なり。天地万物を以て主と為して之を言へば、則ち道は天地万物の中に在りて、之が主為る者なり。陰陽の如きは、則ち又天地万物の比に非ず。同異離合を以て之を言ふべからず。故に易に陰陽を以て道を言ふは、此を以てなり。
-
『弁名』理氣人欲仁斎先生曰く、「道は行ふ所を以て言ふ、活字なり。理は存する所を以て言ふ、死字なり。聖人は道を見ること実なり、故に其の理を説くや活なり。老氏は道を見ること虚なり、故に其の理を説くや死なり」と。又た曰く、「道は本と活字、其の生生化化の妙を形容する所以なり。理の字の若きは本と死字、玉に従ひ里に従ふ、玉石の文理を謂ふ。以て事物の条理を形容すべくして、以て天地生生化化の妙を形容するに足らず」と。此等の議論、皆痴人の夢を説くが如し。
-
『弁名』道小人の道長ずと曰ひ、戎狄の道と曰ふ者有り。皆其の由る所を以て俗を成し、自ら一道有るに似たり。故に之を言ふ。善人の道と曰ひ、父の道を改むること無しと曰ふ者有り。亦た其の由る所を言ふのみ。必ずしも先王の道ならず。凡そ其の意此を以て道と為して之に由る者なり。是の道や何ぞ以て臧しとするに足らんと曰ふ者有り。詩書礼楽は、皆先王の道なり。故に一言半句と雖も亦た称して道と為すのみ。
-
『慎思録』巻之三聖人の道は、本自ら分明なり。故に夫婦の愚も、以て与り知るべし。本自ら簡易なり。故に夫婦の不肖も、以て能く行ふべし。然れども世に之を知り之を行ふ者鮮きは、何ぞや。蓋し教無く習無きに因るなり。

人生を、一行の式にしてみた。
志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。
本の中身を見る