管子 / 白心
事,有適而無適,若有適。觽解不可解,而後解。故善舉事者,國人莫知其解。為善乎,毋提提;為不善乎,將陷於刑。善不善,取信而止矣。若左若右,正中而已矣。縣乎日月,無已也。愕愕者不以天下為憂,刺刺者不以萬物為筴,孰能弃刺刺而為愕愕乎?
新字:事,有適而無適,若有適。觽解不可解,而後解。故善舉事者,国人莫知其解。為善乎,毋提提;為不善乎,将陥於刑。善不善,取信而止矣。若左若右,正中而已矣。県乎日月,無已也。愕愕者不以天下為憂,刺刺者不以万物為筴,孰能弃刺刺而為愕愕乎?
書き下し
事は、適く有りて適く無し、適く有るが若し。觽は解く可からざるを解きて、而る後に解く。故に善く事を舉ぐる者は、國人其の解を知る莫し。善を為すか、提提とする毋かれ。不善を為すか、將に刑に陷らんとす。善不善、信を取りて止むのみ。左の若く右の若く、正中のみ。日月に縣かりて、已む無きなり。愕愕たる者は天下を以て憂いと為さず、刺刺たる者は萬物を以て筴と為さず。孰か能く刺刺を弃てて愕愕と為らんや。
現代語訳
事には、行き先があってないようであり、あるようでもある。角の錐は解けない結び目を解いて、そのうえで解ける。だからうまく事を運ぶ者は、国の人がその解き方を知らない。善を行うのか。見せびらかしてはならない。善くないことを行うのか。刑に落ちることになる。善も善くないことも、信を得たところで止めるだけである。左のように右のように、まんなかを行くだけである。日月にかかって、やむことがない。まっすぐ言う者は天下を憂いとせず、しゃべり立てる者は万物をはかりごとの種にしない。誰がしゃべり立てるのをやめて、まっすぐ言う者になれるだろうか。
解説
うまく事を運ぶ者は、国の人がその解き方を知らない。手際が見えないことを腕前としています。善を行うにしても、見せびらかすなと釘を刺しました。締めに二つの型が並びます。まっすぐ言う者は天下を憂いにせず、しゃべり立てる者は万物を種にしない。しゃべり立てるのをやめてまっすぐ言う者になれるか、という問いで閉じます。
この章句が説くこと
觽は解く可からざるを解きて而る後に解く善く事を舉ぐる者は国人其の解を知る莫し善を為すか提提とする毋かれ孰か能く刺刺を弃てて愕愕と為らんや手際無言
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