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管子 / 侈靡

人死則易云,生則難合也。故一為賞,再為常,三為固然。其小行之則俗也,久之則禮義。故無使下當上必行之,然後移商人於國,非用人也。不擇鄉而處,不擇君而使,出則從利,入則不守。國之山林也,則而利之。市塵之所及,二依其本。故上侈而下靡,而君臣相上下。相親,則君臣之財不私藏。然則貪動,枳而得食矣。徙邑移市,亦為數一。

新字:人死則易云,生則難合也。故一為賞,再為常,三為固然。其小行之則俗也,久之則礼義。故無使下当上必行之,然後移商人於国,非用人也。不択鄉而処,不択君而使,出則従利,入則不守。国之山林也,則而利之。市塵之所及,二依其本。故上侈而下靡,而君臣相上下。相親,則君臣之財不私蔵。然則貪動,枳而得食矣。徙邑移市,亦為数一。

書き下し

人死すれば則ち云い易く、生くれば則ち合い難きなり。故に一たびすれば賞と為り、再びすれば常と為り、三たびすれば固然と為る。其れ小しく之を行えば則ち俗なり、之を久しくすれば則ち禮義なり。故に下をして上に當たらしむる無く必ず之を行い、然る後に商人を國に移す、人を用うるに非ざるなり。鄉を擇ばずして處り、君を擇ばずして使い、出づれば則ち利に從い、入れば則ち守らず。國の山林や、則ちて之を利す。市塵の及ぶ所、二たび其の本に依る。故に上侈にして下靡やし、而して君臣相上下す。相親しめば、則ち君臣の財私かに藏せず。然らば則ち貪動き、枳して食を得ん。邑を徙し市を移すも、亦た數の一と為す。

現代語訳

人は死んでしまえば言いやすく、生きているうちは合わせにくい。だから一度行えば賞になり、二度行えば常になり、三度行えばもとからそうだったことになる。少し行えば習わしであり、長く続ければ礼と義になる。だから下を上に当たらせないようにして必ず行い、そのうえで商人を国に移す。人を用いるということではない。商人は郷を選ばずに住み、君を選ばずに仕え、出れば利に従い、入っても守らない。国の山林は、決まりを立ててそこから利を得る。市の埃の及ぶところは、二度その本に沿う。だから上が贅沢をして下が使い減らし、君と臣が上下に行き来する。互いに親しめば、君と臣の財はひそかに蔵われない。そうなれば貪りが動き出しても、押しとどめられて食を得る。邑を移し市を移すのも、また手立ての一つである。

解説

一度で賞、二度で常、三度でもとからそうだったことになる。繰り返しが習わしを作り、長く続けば礼と義になる、という時間の話です。商人については冷静で、郷も君も選ばず、出れば利に従い、入っても守らない。責めるのではなく、そういうものとして扱いを決めます。上が贅沢をして下が使い減らす、という侈靡の型もここに戻ってきました。

この章句が説くこと

人死すれば則ち云い易く生くれば則ち合い難きなり一たびすれば賞と為り再びすれば常と為り三たびすれば固然と為る其れ小しく之を行えば則ち俗なり之を久しくすれば則ち礼義なり鄉を択ばずして処り君を択ばずして使い出づれば則ち利に従う反復習慣

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