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管子 / 乘馬

距國門以外,窮四竟之内,丈夫二犁童五尺一犂,以為三日之功。正月令農始作,服于公田,農耕。及雪釋,耕始焉,芸卒焉。士聞見博學意察,而不為君臣者,與功而不與分焉。賈知賈之貴賤,日至於市,而不為官賈者,與功而不與分焉。工治容貌功能,日至於市,而不為官工者,與功而不與分焉。不可使而為工,則視貨離之實而出夫粟。

新字:距国門以外,窮四竟之内,丈夫二犁童五尺一犂,以為三日之功。正月令農始作,服于公田,農耕。及雪釈,耕始焉,芸卒焉。士聞見博学意察,而不為君臣者,与功而不与分焉。賈知賈之貴賤,日至於市,而不為官賈者,与功而不与分焉。工治容貌功能,日至於市,而不為官工者,与功而不与分焉。不可使而為工,則視貨離之実而出夫粟。

書き下し

國門を距つる以外、四竟の内を窮め、丈夫は二犁、童は五尺にして一犁、以て三日の功と為す。正月農に令して作を始め、公田に服せしめ、農耕す。雪の釋くるに及びて、耕焉に始まり、芸焉に卒わる。士の聞見博學意察にして、君臣と為らざる者は、功に與りて分に與らず。賈の賈の貴賤を知り、日々市に至りて、官賈と為らざる者は、功に與りて分に與らず。工の容貌功能を治め、日々市に至りて、官工と為らざる者は、功に與りて分に與らず。使う可からずして工と為らば、則ち貨離の實を視て夫粟を出だす。

現代語訳

国の門から外、四方の境の内までを尽くして、成人男子は二犁、身の丈五尺の子どもは一犁を受け持ち、三日分の働きとする。正月に農民に令して仕事を始めさせ、公田に就かせて耕させる。雪が解ければ耕作が始まり、草取りで終わる。士で見聞が広く学問があり考えの鋭い者が、君臣の関係に入らないなら、労役には加わるが分け前にはあずからない。商人で物価の高低を知り、毎日市に出ながら官の商人にならない者も、労役には加わるが分け前にはあずからない。職人で見栄えと機能を仕上げ、毎日市に出ながら官の職人にならない者も、労役には加わるが分け前にはあずからない。使えないのに職人を名乗る者は、扱う品物の実際を見て、その分の粟を出させる。

解説

農作業の割り当てから始まって、話は官に仕えない者の扱いに移ります。学のある士も、目利きの商人も、腕のある職人も、官の側に入らないなら、労役は同じに負うが分け前は受け取れない。締め出すのではなく、負担は同じで取り分だけ違う、という置き方です。国の仕事に加わるかどうかを本人の選択に任せたうえで、そこに差をつけました。

この章句が説くこと

丈夫は二犁童は五尺にして一犁以て三日の功と為す士の聞見博学意察にして君臣と為らざる者は功に与りて分に与らず賈の貴賤を知り日々市に至りて官賈と為らざる者雪の釈くるに及びて耕焉に始まり芸焉に卒わる労役分け前

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