管子 / 乘馬
地者,政之本也,是故地可以正政也。地不平均和調,則政不可正也。政不正,則事不可理也。
書き下し
地なる者は、政の本なり、是の故に地は以て政を正す可きなり。地平均和調ならざれば、則ち政正す可からざるなり。政正しからざれば、則ち事理む可からざるなり。
現代語訳
土地は政のもとである。だから土地によって政を正すことができる。土地が平らに均され調っていなければ、政を正すことはできない。政が正しくなければ、事を治めることはできない。
解説
短い一段ですが、順序がはっきりしています。土地が均されていなければ政は正せず、政が正しくなければ事は治まらない。政治の正しさを、理念ではなく測量から始めました。土地の配分が不揃いなままでは、そこに乗せる制度もゆがむ、という考え方です。次の段で、その均すという作業が具体的に説かれます。測量から始めるという順序が、この書の実務らしいところです。
この章句が説くこと
地なる者は政の本なり是の故に地は以て政を正す可きなり地平均和調ならざれば則ち政正す可からず政正しからざれば則ち事理む可からず土地公平土台
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