管子 / 乘馬
凡立國都,非於大山之下,必於廣川之上,高毋近旱而水用足,下毋近水而溝防省。因天材,就地利,故城郭不必中規矩,道路不必中凖繩。
新字:凡立国都,非於大山之下,必於広川之上,高毋近旱而水用足,下毋近水而溝防省。因天材,就地利,故城郭不必中規矩,道路不必中凖縄。
書き下し
凡そ國都を立つるは、大山の下に非ざれば、必ず廣川の上なり。高くして旱に近づく毋くして水用足り、下くして水に近づく毋くして溝防省く。天材に因り、地利に就く、故に城郭は必ずしも規矩に中たらず、道路は必ずしも準繩に中たらず。
現代語訳
およそ都を立てるには、大きな山のふもとでなければ、必ず広い川のほとりにする。高くても旱に近づかず水の用が足り、低くても水に近づかず堤や溝の手間が省ける場所を選ぶ。天然の材に拠り、土地の利に就く。だから城壁は必ずしも定規どおりでなくてよく、道路は必ずしも墨縄どおりでなくてよい。
解説
都をどこに置くかという実務から始まる篇です。条件は二つだけ。水が足りること、水に脅かされないこと。高すぎず低すぎない線を選べと言います。読みどころは最後の二句でしょう。城郭は必ずしも規矩に中たらず、道路は必ずしも準繩に中たらず。地形に合わせるなら、図面のほうを曲げてよい。理想の形より、その土地の条件を上に置きました。
この章句が説くこと
凡そ国都を立つるは大山の下に非ざれば必ず広川の上なり高くして旱に近づく毋くして水用足り下くして水に近づく毋くして溝防省く天材に因り地利に就く城郭は必ずしも規矩に中たらず道路は必ずしも準縄に中たらず立地現地
関連する章句
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『管子』乘馬天下馬に乘り牛に服せしめて、之に任ずる輕重に制有り。壹宿の行有りて、道の遠近に數有り。是れ諸侯の地、千乘の國なる者を知るは、地の小大を知る所以なり、任の輕重を知る所以なり。重くして而る後に之を損ずるは、是れ任を知らざるなり。輕くして而る後に之を益すは、是れ器を知らざるなり。任を知らず、器を知らざるは、之を道有りと謂う可からず。
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『管子』乘馬十仞にして水を見れば大潦ならず、五尺にして水を見れば大旱ならず。十一仞にして水を見れば、征を輕くす、十分にして二三を去り、二なれば則ち三四を去り、四なれば則ち四を去り、五なれば則ち半ばを去る、之を山に比す。五尺にして水を見れば、十分にして一を去り、四なれば則ち三を去り、三なれば則ち二を去り、二なれば則ち一を去る。三尺にして水を見れば、之を澤に比す。
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『管子』乘馬地なる者は、政の本なり、是の故に地は以て政を正す可きなり。地平均和調ならざれば、則ち政正す可からざるなり。政正しからざれば、則ち事理む可からざるなり。
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