格言聯璧 / 悖凶類・心と理とは相合す
魚與水相合,不可離也,離水則魚槁矣。 形與氣相合,不可離也,離氣則形壞矣。 心與理相合,不可離也,離理則心死矣。 天理是清虛之物,清虛則靈,靈則活。
新字:魚与水相合,不可離也,離水則魚槁矣。 形与気相合,不可離也,離気則形壊矣。 心与理相合,不可離也,離理則心死矣。 天理是清虚之物,清虚則霊,霊則活。
書き下し
魚と水とは相合す、離るべからざるなり、水を離るれば則ち魚槁る。 形と氣とは相合す、離るべからざるなり、氣を離るれば則ち形壞る。 心と理とは相合す、離るべからざるなり、理を離るれば則ち心死す。 天理は是れ清虛の物なり、清虛なれば則ち靈なり、靈なれば則ち活く。
現代語訳
魚と水とは一つに合わさっていて、離れることができません。水を離れれば魚は干からびてしまいます。 体と気とは一つに合わさっていて、離れることができません。気を離れれば体は壊れてしまいます。 心と理とは一つに合わさっていて、離れることができません。理を離れれば心は死んでしまいます。 天理は清らかでとらわれのないものです。清らかでとらわれがなければ霊妙であり、霊妙であれば生き生きとします。
解説
前の単位の理と心の句を受け、魚と水、形と気、心と理という三つの組を同じ型で並べた句です。身近でわかりやすい魚と水から始めて、体と気、そして目に見えない心と理へと進み、心にとって理は魚にとっての水のように欠かせないものだと納得させる運びになっています。最後の句は次の単位の人欲の句と対になり、天理は清虛、つまり濁りがなくとらわれのないもので、だからこそ霊妙で生き生きしていると説きます。天理は人に本来そなわる道理を指す宋学の用語です。欲で心が濁ると判断が鈍り、元気まで失われていくという実感は、忙しさに追われる現代人にも覚えがあるのではないでしょうか。
この章句が説くこと
天理修身清虚心性比喩
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