格言聯璧 / 從政類・國家の重んずる所は人才
廟堂之上,以養正氣為先。 海宇之內,以養元氣為本。 人身之所重者元氣,國家之所重者人才。
新字:廟堂之上,以養正気為先。 海宇之内,以養元気為本。 人身之所重者元気,国家之所重者人才。
書き下し
廟堂の上は、正氣を養ふを以て先と為す。 海宇の內は、元氣を養ふを以て本と為す。 人身の重んずる所の者は元氣、國家の重んずる所の者は人才なり。
現代語訳
朝廷の上では、正しい気風を養うことを第一とします。 天下の内では、民の活力を養うことを根本とします。 人の体が重んじるのは元気であり、国家が重んじるのは人材です。
解説
從政類を締めくくる一則です。前の二行は、朝廷と天下を対にし、上には正気、下には元気を養えと説きます。正気は正しい気風、元気は生命の根本の力で、ここでは民の活力を指します。三行目は人の体と国家を並べ、体にとっての元気が、国家にとっての人材にあたると言います。体の元気を削れば病むように、人材を損なえば国は衰えるという比喩です。後の攝生類で元気を養う話が出てくるのと響き合っているのもおもしろいところです。会社でいえば、経営陣の姿勢が正しく、社員に活力があり、人を大切にすることが根本だと言い換えられるでしょう。
この章句が説くこと
治政人材元気正気根本
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