人物志 / 效難
良材識真,萬不一遇也。
新字:良材識真,万不一遇也。
書き下し
良材にして真を識るは、万に一つも遇わざるなり。
現代語訳
優れた人材でありながら、真の人物を見抜く眼力まで持ち合わせた者には、万人に一人も出会うことができない。
解説
優れた才能と、人を正しく見抜く眼力とは、必ずしも同じ人の中に備わっているわけではなく、両方を兼ね備えた者にはめったに出会えないと劉劭は嘆く。有能な人ほど人物眼にも優れているとは限らないという指摘は、周囲の評価や人選を鵜呑みにしすぎないための戒めとして読める。誰かの人物眼を頼るときも、それが本当に信頼できるものかどうかを別に見極める必要があり、この稀少さを踏まえるだけで判断はより慎重になる。
この章句が説くこと
人物眼の稀少さ眼力人選
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