人物志 / 效難
名猶口進,而實從事退。
新字:名猶口進,而実従事退。
書き下し
名は猶口より進み、実は事に従いて退く。
現代語訳
評判は口先だけで先に広まっていくが、実質はその人が携わった仕事の結果に伴って、遅れて明らかになる。
解説
評判というものは言葉によってあっという間に広まるが、実質はそれよりずっと遅れて、実際の仕事の結果を通してようやく姿を現すと劉劭は説く。話題になった評判をそのまま実力の証明として受け取ってしまうと、後になって実態との差に驚かされることがある。噂が先行しているときほど、実際の成果や日々の仕事ぶりという遅れて現れる証拠を待つ辛抱強さが、正確な判断を支える。
この章句が説くこと
評判の先行実質の遅れ成果
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『墨子』尚同中曰く、其の正長為ること此くの若し。是の故に出でて誅して勝つ者は、何の故を以てするや。曰く、唯だ尚同を以て政を為す者なり。故に古者、聖王の政を為すこと此くの若し。今、天下の人曰く、「方今の時、天鬼の福、得可きなり。萬民の便利する所にして能く彊めて焉に從事すれば、則ち萬民の親、得可きなり。其の政を為すこと此くの若し。是を以て事を謀り事を舉ぐれば成り、入りて守れば固し。上なる者は天鬼、其の政長為るに厚きこと有り、下なる者は萬民、其の政長為るに便利なること有り」と。天鬼の深く厚くする所にして、彊めて焉に從事すれば、則ち天下の正長、猶お未だ天下に廢せられざるなり。而るに天下の亂るる所以の者は、何の故を以てするや。
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