人物志 / 效難
講目成名,則以為人物。
書き下し
講目にして名を成せば、則ち以て人物と為す。
現代語訳
人物評を語ることに巧みで評判を築いた者は、それだけで本物の人材だと見なされてしまう。
解説
人物を評する語り口に長けて評判を築いた者が、それだけで本物の実力者だと見なされてしまう危うさを劉劭は突いている。自分を語る技術や周囲からの評判の作り方に長けているだけの人と、実際に成果を積み上げてきた人とは、外からは区別がつきにくい。肩書きや評判の作られ方の巧みさに惑わされず、その評判の裏に何が積み上げられているのかを見ようとする姿勢が、見誤りを防ぐ支えになる。
この章句が説くこと
評判自己演出実力との乖離