人物志 / 效難
好說是非,則以為臧否。
新字:好説是非,則以為臧否。
書き下し
是非を説くを好めば、則ち以て臧否すと為す。
現代語訳
他人の是非をあれこれ論じるのを好む者は、それだけで人物を見抜く鑑識眼があると思われてしまう。
解説
他人の良し悪しを語りたがる者は、話が達者なだけで、実は人を見抜く力があると誤解されやすいと劉劭は見抜く。批評や噂話に長けている人ほど鑑識眼があるように見えるが、口が達者であることと、実際に人を正しく評価できることとは同じではない。誰かの評を語る声の大きさや自信に惑わされず、その評が本当に的を射ているかどうかを別に確かめる姿勢が、噂や批評に流されない判断力を支える。
この章句が説くこと
批評鑑識眼の誤認口の巧みさ