人物志 / 七繆
尤妙之人,含精於內,外無飾姿;尤虛之人,碩言瑰姿,內實乖反。
新字:尤妙之人,含精於內,外無飾姿;尤虚之人,碩言瑰姿,內実乖反。
書き下し
尤妙の人は、精を內に含み、外に飾姿無し。尤虛の人は、碩言瑰姿にして、內実は乖反す。
現代語訳
最も優れた人物は、精髄を内に秘めていて、外見に飾り立てた様子がない。最も中身の乏しい人物は、大げさな言葉と華美な立ち居振る舞いを見せるが、内実はそれとは正反対である。
解説
本当に優れた人物は実質を内側に蓄えて外には飾らず、逆に中身の乏しい人物ほど大仰な言葉や華やかな見た目で自分を飾り立てるものだと劉劭は見抜く。派手な自己アピールや堂々とした話しぶりが、実力の証明であるとは限らないという指摘は、面接や商談、日々の人間関係にもそのまま当てはまる。見た目の華やかさに目を奪われる前に、その人が実際に積み上げてきたものは何かを問い直す姿勢が、見誤りを防ぐ助けになる。
この章句が説くこと
実質と虚飾外見と中身見抜く眼