師導古典を学びたいすべての人に

人物志 / 七繆

精欲深微,質欲懿重,志欲弘大,心欲嗛小。

書き下し

精は深微ならんことを欲し、質は懿重ならんことを欲し、志は弘大ならんことを欲し、心は嗛小ならんことを欲す。

現代語訳

精神は深く微妙であることが望ましく、資質は徳高く重厚であることが望ましく、志は広く大きいことが望ましく、心は慎み深く控えめであることが望ましい。

解説

劉劭は理想の人格を、精神の深さ、資質の重厚さ、志の大きさ、心の慎ましさという四つの軸で描き出す。ここで興味深いのは、志は大きく持ちながらも、心はあえて小さく慎み深くあるべきだとする対比である。大きな目標を掲げること自体は悪くないが、それを支える日々の言動まで大きく振る舞ってしまうと、周囲との摩擦や慢心を招きやすい。志の大きさと日常の慎重さを両立させることが、この一句が示す人格の理想像である。

この章句が説くこと

志と慎み人格の理想バランス

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる