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人物志 / 八觀

愛不可少於敬,少於敬,則廉節者歸之,而眾人不與。愛多於敬,則雖廉節者不悅,而愛接者死之。

新字:愛不可少於敬,少於敬,則廉節者帰之,而眾人不与。愛多於敬,則雖廉節者不悅,而愛接者死之。

書き下し

愛は敬より少なかるべからず。敬より少なければ、則ち廉節の者は之に帰すれども、衆人は与せず。愛敬より多ければ、則ち廉節の者悦ばずと雖も、愛もて接する者は之に死す。

現代語訳

愛は敬より少なくてはならない。敬より愛が少なければ、清廉な節操を持つ者はその人になつくが、多くの人々はついてこない。逆に愛が敬より多ければ、清廉な節操を持つ者は喜ばないが、愛情をもって接した者はその人のために命を投げ出す。

解説

愛情が敬意より少ないと、清廉な人はなつくが多くの人はついてこないと人物志は分析する。逆に愛情が敬意より多いと、清廉な人は物足りなく感じるが、愛情を受けた人はその人のために命さえ懸けるという。どちらが正しいというより、愛と敬の配分によって集まる人の質が変わるという指摘が興味深い。身近な人間関係でも、厳しさに寄りすぎているか情に寄りすぎているかを振り返ると、なぜ特定の人ばかりが離れていくのか見えてくることがある。

この章句が説くこと

敬愛バランス人望

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