人物志 / 八觀
大智似愚而內明
書き下し
大智は愚に似て内明なり。
現代語訳
大いなる知恵は愚かであるように見えて、内には明晰さを備えている。
解説
本当に大きな知恵を持つ人は、かえって愚かに見えることがあると人物志は逆説的に説く。派手に賢さを誇示しないのは、内側にすでに明晰な判断が備わっていて、それを見せる必要を感じないからである。周囲から見て一見鈍く見える人や目立たず控えめな人の中に、実は深い理解を秘めている場合があることを忘れてはならない。表面の印象だけで人の知恵の深さを判断すると、大切なものを見落としてしまう。
この章句が説くこと
大智若愚内面逆説