人物志 / 八觀
面從似忠而退違
新字:面従似忠而退違
書き下し
面従は忠に似て退きて違う。
現代語訳
表面上従う者は忠実であるように見えて、その場を退くと違えてしまう。
解説
面と向かっているときは素直に従う人が、その場を離れた途端に態度を変えることがあると人物志は警告する。表面上の従順さは忠実さの証にはならず、むしろ本音を隠す仮面である場合がある。会議やその場の会話で異論が出ないからといって全員が納得しているとは限らず、後になって行動が食い違うことは珍しくない。目の前の従順さだけでなく、その場を離れた後の言動まで含めて人を見る視点が求められる。
この章句が説くこと
面従従順本音