人物志 / 英雄
若一人之身,兼有英雄,則能長世
書き下し
若し一人の身にして、英雄を兼ね有せば、則ち能く世を長くす。
現代語訳
もし一人の人間が英と雄の両方を兼ね備えていれば、長く世を治めることができる。
解説
知恵と胆力という異なる資質を一身に兼ね備えている人だけが、長く安定して物事を治め続けられるという指摘である。片方だけに秀でていても、いずれ限界にぶつかる場面が出てくる。長く続く仕事や関係を築くには、瞬発力だけでも、慎重さだけでも足りないということでもある。自分に欠けている資質を自覚し、意識して補おうとする姿勢そのものに意味がある。
この章句が説くこと
両立持続力資質の統合