人物志 / 接識
論以同體,然後乃悅;於是乎有親愛之情、稱舉之譽。
新字:論以同体,然後乃悅;於是乎有親愛之情、称舉之誉。
書き下し
論、同体を以てして、然る後に乃ち悅ぶ。是に於いてか親愛の情、稱舉の譽有り。
現代語訳
議論する相手が自分と同じ型であって初めて、人は心地よさを感じる。そこから親しみの情や、褒めそやす評判が生まれるのである。
解説
人は自分と似た意見を聞くと心地よく感じ、そこに親しみや高い評価を重ねやすい。裏を返せば、好意的な評価の多くは、内容の正しさよりも同質性の心地よさに支えられている場合がある。会議での賛同や、SNSでの共感の輪も、この心理と無縁ではない。褒められて嬉しいときほど、それが同質ゆえの快さなのか、内容そのものの妥当さなのかを見分ける視点が要る。
この章句が説くこと
共感バイアス同調評価の妥当性