人物志 / 材能
人材各有所宜,非獨大小之謂也。
新字:人材各有所宜,非独大小之謂也。
書き下し
人材は各々宜しき所有り、独り大小の謂いのみに非ざるなり。
現代語訳
人の才能にはそれぞれふさわしい持ち場があり、それは単に能力の大きい小さいという優劣の問題ではない。
解説
人物志が繰り返し説く核心がここに凝縮されている。能力には序列があるという見方をいったん脇に置き、それぞれに合った持ち場があるという見方に切り替えることを促す一文である。誰かと比べて自分の能力が大きいか小さいかを気にする場面は多いが、大切なのは優劣ではなく、自分の性質にどんな持ち場が合っているかだろう。他人を評価するときも同じで、能力の大小で並べるより、その人がどこで力を発揮できるかを考えるほうがうまく回っていく。
この章句が説くこと
適材適所優劣ではない向き不向き
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