人物志 / 材理
夫九偏之材,有同、有反、有雜。同則相解,反則相非,雜則相恢。
新字:夫九偏之材,有同、有反、有雑。同則相解,反則相非,雑則相恢。
書き下し
夫れ九偏の材は、同有り、反有り、雑有り。同なれば則ち相解し、反なれば則ち相非とし、雑なれば則ち相恢す。
現代語訳
そもそも九つの偏った気質の間には、似た関係、反する関係、入り混じった関係がある。似ていれば互いに理解し合い、反していれば互いに非難し合い、入り混じっていれば互いに定まらず揺れ動く。
解説
人と人との相性は、気質が近いか正反対か、それとも入り混じっているかによって、理解し合うか反発するか、それとも定まらず揺れ動くかが決まってくる、という洞察である。話が合う相手には安心して意見できる一方、正反対の気質の相手とはぶつかり合いやすく、中途半端に似ている相手とはかえって読みにくい。相手との関係のこじれ方を、性格の善し悪しではなく気質の組み合わせとして眺めると、見え方が少し変わってくる。
この章句が説くこと
気質の相性理解と反発人間関係の力学