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人物志 / 體別

沉靜之人,道思迴復,不戒其靜之遲後,而以動為疏,美其懦;是故,可與深慮,難與捷速。

新字:沉静之人,道思迴復,不戒其静之遅後,而以動為疏,美其懦;是故,可与深慮,難与捷速。

書き下し

沉靜の人は、道思迴復し、其の靜の遲後なるを戒めず、動を以て疏と為し、其の懦を美とす。是の故に、與に深慮すべきも、與に捷速なること難し。

現代語訳

沈着で落ち着いた人は、思考を繰り返し巡らせるが、自分の落ち着きが遅れにつながることを戒めることができず、機敏な行動を粗雑だと見なして、自分の慎重さを美点だと思い込む。そのため、深く思慮することは共にできても、素早く対応することは難しい。

解説

沈着で慎重な人は深く思慮する力に優れる一方、素早い対応を苦手とすることが多い。人物志はこの表裏を指摘し、自分の遅さを美点だと思い込んでしまう危うさまで具体的に描く。慎重さは尊い美点だが、それに安住して機を逃せば、結果として周囲に迷惑をかけることもある。深く考える力を保ちながらも、動くべき瞬間を見極める意識が求められる。

この章句が説くこと

沈静深慮捷速

この一句を、あなたの毎日に。

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