人物志 / 九徵
是故骨植而柔者,謂之弘毅;弘毅也者,仁之質也。
書き下し
是の故に骨植ちて柔なる者、之を弘毅と謂ふ。弘毅は、仁の質なり。
現代語訳
だから骨格がしっかりしていながら柔らかさも備えている人、これを「弘毅」と呼ぶ。弘毅とは、仁という徳の資質である。
解説
骨格の強さは意志の固さを、柔らかさは他者を受け入れる余地を表す。人物志はこの二つが両立する状態を「弘毅」と呼び、仁の資質だとする。強さだけでは頑なになり、柔らかさだけでは流されてしまう。信念を持ちながらも他人の言葉に耳を傾けられる在り方は、口で言うほど簡単ではないが、日々の人間関係の中で少しずつ鍛えられていく。
この章句が説くこと
弘毅仁剛柔
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