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人物志 / 接識

凡此之類,皆謂一流之材也。若二至已上,亦隨其所兼,以及異數。

新字:凡此之類,皆謂一流之材也。若二至已上,亦随其所兼,以及異数。

書き下し

凡そ此の類は、皆一流の材と謂ふなり。若し二至已上ならば、亦其の兼ぬる所に随ひて、以て異数に及ぶ。

現代語訳

およそこうした類はみな一流(一つの流れ)の才という。もし二つ以上の才に至っているなら、その兼ねるところに応じて、異なる種類の人にまで(理解が)及ぶ。

解説

前の一節で挙げた型の人々をまとめて「一流の材」、つまり一つの流れだけの才と呼ぶ。ここでの一流は、現代語の「一流」のような最高級の意味ではなく、一系統という意味である。一つの流れしか持たない人は、同じ型の人とは話がかみ合うが、異なる型の人とは長く付き合っても理解できない。しかし二つ以上の流れを兼ねる人は、兼ねた分だけ、異なる型の人の良さも分かるようになる。人を見る目の広さは、自分の中にある才の幅に比例するという考え方である。現代でも、複数の部署や職種を経験した人が他部門の事情を汲めるのは、この理屈による。経験の幅を広げることが、人を知る力を養う近道になる。

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