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人物志 / 接識

何以論其然?

書き下し

何を以て其の然るを論ずる。

現代語訳

どうしてそう言えるのか。

解説

「同じ型の人の善は識れるが、異なる型の人の美は見落とす」という命題を立てた直後に、その根拠を問う一句である。『人物志』はこのように、命題を掲げてから「何以論其然」と自問し、具体例を並べて論証する形をよく取る。ここでは続けて、清節・法制・術謀・器能・智意・伎倆・臧否・言語の人が、それぞれ自分の物差しで人を測るため、自分と違う型の長所を認められない様子が描かれる。劉劭の論述は、直感的な人物評ではなく、論理的に一つずつ確かめる態度に支えられている。人を評価するときも、印象で結論を出す前に「なぜそう言えるのか」と自問し、根拠を具体的に挙げてみる習慣が、見誤りを減らしてくれる。

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