人物志 / 體別
休動磊落,業在攀躋,失在疏越。沉靜機密,精在玄微,失在遲緩。
新字:休動磊落,業在攀躋,失在疏越。沈静機密,精在玄微,失在遅緩。
書き下し
休動磊落なるは、業は攀躋に在り、失は疏越に在り。沈静機密なるは、精は玄微に在り、失は遅緩に在り。
現代語訳
活発に動いて度量が大きくこだわらない人は、その業は高みによじ登ることにあり、欠点は粗雑で度を越すことにある。沈着で静か、周到で緻密な人は、その精妙さは奥深く微妙なところにあり、欠点は遅くゆるやかなことにある。
解説
動と静の対照的な二つの型を並べる。活発で磊落な人は、高い目標へよじ登っていく推進力を持つが、細部が粗く度を越しやすい。沈着で緻密な人は、奥深く微妙なところまで見通す精密さを持つが、動きが遅い。九徵篇で陰陽の偏りとして論じた、動の機に明るい者と静の原を知る者の違いを、実務上の長所短所として言い直したものである。現代でも、新規事業を切り開く人と、品質や制度を詰める人とは、しばしば同じ人ではない。どちらが優れているかではなく、局面によって前に出す人を替える判断が、組織の成否を分ける。
関連する章句
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