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囲炉夜話 / 第七十四則・人と做るには腳根を立定す

看書須放開眼孔。做人要立定腳根。

新字:看書須放開眼孔。做人要立定脚根。

書き下し

書を看るには須らく眼孔を放開すべし。人と做るには腳根を立定するを要す。

現代語訳

書物を読むときは、目を大きく見開いて広い視野で読むべきです。人として生きるには、足元をしっかり据えて立つことが必要です。

解説

読書と生き方の心得を、目と足という身体のたとえで示した十四字の対句です。眼孔は目の穴、つまり視野のことで、放開はそれを大きく開くことです。書を読むときは、狭い見方にとらわれず、広く高い視点から読めと言います。後半の脚根は足のかかと、立定はしっかり据えることで、人として生きるには、周りに流されない足場を固めよとします。目は広く開き、足は固く据える、この対比が要です。視野が広くても足場がなければ流され、足場が固くても視野が狭ければ頑固になります。多くの情報に触れる今日こそ、広く見ることと、自分の立ち位置を定めることの両方が求められます。
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この章句が説くこと

読書視野主体立脚修身

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