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五行大義 / 第四論相生・三者論四時休王

休王之義。凡有三種。第一。辨五行體休王。第二。論支干休王。第三。論八卦休王。五行體休王者。春則木王。火相。水休。金囚。土死。夏則火王。土相。木休。水囚。金死。六月則土王。金相。火休。木囚。水死。秋則金王。水相。土休。火囚。木死。冬則水王。木相。金休。土囚。火死。支干休王者。春則甲乙寅卯王。丙丁巳午相。壬癸亥子休。庚辛申酉囚。戊己辰戌丑未死。夏則丙丁巳午王。戊己辰戌丑未相。甲乙寅卯休。壬癸亥子囚。庚辛申酉死。六月則戊己辰戌丑未王。庚辛申酉相。丙丁巳午休。甲乙寅卯囚。壬癸亥子死。秋則庚辛申酉王。壬癸亥子相。戊己辰戌丑未休。丙丁巳午囚。甲乙寅卯死。冬則壬癸亥子王。甲乙寅卯相。庚辛申酉休。戊己辰戌丑未囚。丙丁巳午死。八卦休王者。立春艮王。震相。巽胎。離没。坤死。兌囚。乾廢。坎休。春分震王。巽相。離胎。坤没。兌死。乾囚。坎廢。艮休。立夏巽王。離相。坤胎。兌没。乾死。坎囚。艮廢。震休。夏至離王。坤相。兌胎。乾没。坎死。艮囚。震廢。巽休。立秋坤王。兌相。乾胎。坎没。艮死。震囚。巽廢。離休。秋分兌王。乾相。坎胎。艮没。震死。巽囚。離廢。坤休。立冬乾王。坎相。艮胎。震没。巽死。離囚。坤廢。兌休。冬至坎王。

新字:休王之義。凡有三種。第一。弁五行体休王。第二。論支干休王。第三。論八卦休王。五行体休王者。春則木王。火相。水休。金囚。土死。夏則火王。土相。木休。水囚。金死。六月則土王。金相。火休。木囚。水死。秋則金王。水相。土休。火囚。木死。冬則水王。木相。金休。土囚。火死。支干休王者。春則甲乙寅卯王。丙丁巳午相。壬癸亥子休。庚辛申酉囚。戊己辰戌丑未死。夏則丙丁巳午王。戊己辰戌丑未相。甲乙寅卯休。壬癸亥子囚。庚辛申酉死。六月則戊己辰戌丑未王。庚辛申酉相。丙丁巳午休。甲乙寅卯囚。壬癸亥子死。秋則庚辛申酉王。壬癸亥子相。戊己辰戌丑未休。丙丁巳午囚。甲乙寅卯死。冬則壬癸亥子王。甲乙寅卯相。庚辛申酉休。戊己辰戌丑未囚。丙丁巳午死。八卦休王者。立春艮王。震相。巽胎。離没。坤死。兌囚。乾廃。坎休。春分震王。巽相。離胎。坤没。兌死。乾囚。坎廃。艮休。立夏巽王。離相。坤胎。兌没。乾死。坎囚。艮廃。震休。夏至離王。坤相。兌胎。乾没。坎死。艮囚。震廃。巽休。立秋坤王。兌相。乾胎。坎没。艮死。震囚。巽廃。離休。秋分兌王。乾相。坎胎。艮没。震死。巽囚。離廃。坤休。立冬乾王。坎相。艮胎。震没。巽死。離囚。坤廃。兌休。冬至坎王。

書き下し

休王の義、凡そ三種有り。第一は五行の体の休王を辨じ、第二は支干の休王を論じ、第三は八卦の休王を論ず。五行の体の休王とは、春は則ち木王(おう)、火相(そう)、水休(きゅう)、金囚(しゅう)、土死。夏は則ち火王、土相、木休、水囚、金死。六月は則ち土王、金相、火休、木囚、水死。秋は則ち金王、水相、土休、火囚、木死。冬は則ち水王、木相、金休、土囚、火死。支干の休王とは、春は則ち甲乙寅卯王、丙丁巳午相、壬癸亥子休、庚辛申酉囚、戊己辰戌丑未死。夏は則ち丙丁巳午王、戊己辰戌丑未相、甲乙寅卯休、壬癸亥子囚、庚辛申酉死。六月は則ち戊己辰戌丑未王、庚辛申酉相、丙丁巳午休、甲乙寅卯囚、壬癸亥子死。秋は則ち庚辛申酉王、壬癸亥子相、戊己辰戌丑未休、丙丁巳午囚、甲乙寅卯死。冬は則ち壬癸亥子王、甲乙寅卯相、庚辛申酉休、戊己辰戌丑未囚、丙丁巳午死。八卦の休王とは、立春は艮(ごん)王、震(しん)相、巽(そん)胎、離(り)没、坤(こん)死、兌(だ)囚、乾(けん)廃、坎(かん)休。春分は震王、巽相、離胎、坤没、兌死、乾囚、坎廃、艮休。立夏は巽王、離相、坤胎、兌没、乾死、坎囚、艮廃、震休。夏至は離王、坤相、兌胎、乾没、坎死、艮囚、震廃、巽休。立秋は坤王、兌相、乾胎、坎没、艮死、震囚、巽廃、離休。秋分は兌王、乾相、坎胎、艮没、震死、巽囚、離廃、坤休。立冬は乾王、坎相、艮胎、震没、巽死、離囚、坤廃、兌休。冬至は坎王、

現代語訳

休王の意味には、およそ三種類がある。第一は五行そのものの休王を見分けること、第二は十干十二支の休王を論じること、第三は八卦の休王を論じることである。五行そのものの休王とは次のとおりである。春は木が王(最も盛ん)、火が相(王に次いで勢いがある)、水が休(役目を終えて休む)、金が囚(とらわれる)、土が死(勢いを失う)である。夏は火が王、土が相、木が休、水が囚、金が死である。六月は土が王、金が相、火が休、木が囚、水が死である。秋は金が王、水が相、土が休、火が囚、木が死である。冬は水が王、木が相、金が休、土が囚、火が死である。十干十二支の休王とは次のとおりである。春は甲・乙・寅・卯が王、丙・丁・巳・午が相、壬・癸・亥・子が休、庚・辛・申・酉が囚、戊・己・辰・戌・丑・未が死である。夏は丙・丁・巳・午が王、戊・己・辰・戌・丑・未が相、甲・乙・寅・卯が休、壬・癸・亥・子が囚、庚・辛・申・酉が死である。六月は戊・己・辰・戌・丑・未が王、庚・辛・申・酉が相、丙・丁・巳・午が休、甲・乙・寅・卯が囚、壬・癸・亥・子が死である。秋は庚・辛・申・酉が王、壬・癸・亥・子が相、戊・己・辰・戌・丑・未が休、丙・丁・巳・午が囚、甲・乙・寅・卯が死である。冬は壬・癸・亥・子が王、甲・乙・寅・卯が相、庚・辛・申・酉が休、戊・己・辰・戌・丑・未が囚、丙・丁・巳・午が死である。八卦の休王とは次のとおりである。立春は艮が王、震が相、巽が胎(胎に宿る)、離が没(沈む)、坤が死、兌が囚、乾が廃(すたれる)、坎が休である。春分は震が王、巽が相、離が胎、坤が没、兌が死、乾が囚、坎が廃、艮が休である。立夏は巽が王、離が相、坤が胎、兌が没、乾が死、坎が囚、艮が廃、震が休である。夏至は離が王、坤が相、兌が胎、乾が没、坎が死、艮が囚、震が廃、巽が休である。立秋は坤が王、兌が相、乾が胎、坎が没、艮が死、震が囚、巽が廃、離が休である。秋分は兌が王、乾が相、坎が胎、艮が没、震が死、巽が囚、離が廃、坤が休である。立冬は乾が王、坎が相、艮が胎、震が没、巽が死、離が囚、坤が廃、兌が休である。冬至は坎が王、

解説

第四の三つ目「四時の休王を論ず」の冒頭で、季節ごとに五行のどれが盛んでどれが衰えるかを、王・相・休・囚・死の五段階で示す段である。規則は単純で、その季節を治める五行が王、王が生むものが相、王を生んだものが休、王を剋するものが囚、王に剋されるものが死となる。春なら木が王、木が生む火が相、木を生んだ水が休、木を剋する金が囚、木に剋される土が死である。これを十干十二支にも同じように当てはめ、さらに八卦については立春・春分など八つの節目ごとに、王・相・胎・没・死・囚・廃・休の八段階を一卦ずつずらして割り振る。この休王の考え方は、占いで事柄の勢いを季節との関係で判断する基本の道具となり、日本の陰陽道や易占、四柱推命などにも受け継がれた。同じものでも時期によって強くも弱くもなるという見方は、人や事業にも旬と待ちの時期があると考えるうえで、今も示唆に富んでいる。

この章句が説くこと

五行大義休王王相八卦四時

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