淮南子 / 要略
《說山》、《說林》者,所以竅窕穿鑿百事之壅遏,而通行貫扃萬物之窒塞者也。假譬取象,異類殊形,以領理人之意,解除結細,說捍摶囷而以明事埒事者也。
新字:《説山》、《説林》者,所以竅窕穿鑿百事之壅遏,而通行貫扃万物之窒塞者也。仮譬取象,異類殊形,以領理人之意,解除結細,説捍摶囷而以明事埒事者也。
書き下し
說山・說林なる者は、百事の壅遏を竅窕穿鑿して、萬物の窒塞を通行貫扃する所以の者なり。譬を假り象を取り、類を異にし形を殊にして、以て人の意を領理し、結細を解除し、捍摶囷を說きて以て事を明らかにし事を埒する者なり。
現代語訳
説山篇と説林篇は、あらゆる事の詰まりを穿ち通し、万物の塞がりを開いて通すためのものである。たとえを借り、像を取り、種類の違うもの、形の異なるものを並べて、人の思いを整理し、細かい結ぼれを解き、固く絡まったものを解きほぐして、事を明らかにし、事に区切りをつけるものである。
解説
説山・説林の二篇は、短い比喩の連続でできています。その狙いが「百事の壅遏を竅窕穿鑿して」——詰まりに穴を穿つこと。「類を異にし形を殊にして、以て人の意を領理し」。似ていないものを並べることで、かえって考えが整理される。読んでいて脈絡がないように見えるのは、意図された作りだったわけです。
この章句が説くこと
説山・説林なる者は百事の壅遏を竅窕穿鑿す万物の窒塞を通行貫扃する所以の者なり譬を仮り象を取り類を異にし形を殊にす以て人の意を領理し結細を解除す捍摶囷を説きて以て事を明らかにし事を埒する者なり説山
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