淮南子 / 泰族訓
乃澄列金木水火土之性,故立父子之親而成家;別清濁五音六律相生之數,以立君臣之義而成國;察四時季孟之序,以立長幼之禮而成官。此之謂參。制君臣之義,父子之親,夫婦之辨,長幼之序,朋友之際,此之謂五。乃裂地而州之,分職而治之,築城而居之,割宅而異之,分財而衣食之,立大學而教誨之,夙興夜寐而勞力之。此治之綱紀也。
新字:乃澄列金木水火土之性,故立父子之親而成家;別清濁五音六律相生之数,以立君臣之義而成国;察四時季孟之序,以立長幼之礼而成官。此之謂参。制君臣之義,父子之親,夫婦之弁,長幼之序,朋友之際,此之謂五。乃裂地而州之,分職而治之,築城而居之,割宅而異之,分財而衣食之,立大学而教誨之,夙興夜寐而労力之。此治之綱紀也。
書き下し
乃ち金木水火土の性を澄列す。故に父子の親を立てて家を成す。清濁 五音六律 相生の數を別かち、以て君臣の義を立てて國を成す。四時 季孟の序を察し、以て長幼の禮を立てて官を成す。此れを之れ參と謂う。君臣の義、父子の親、夫婦の辨、長幼の序、朋友の際を制す。此れを之れ五と謂う。乃ち地を裂きて之を州とし、職を分かちて之を治め、城を築きて之に居り、宅を割きて之を異にし、財を分かちて之を衣食し、大學を立てて之を教誨し、夙に興き夜に寐ねて之を勞力す。此れ治の綱紀なり。
現代語訳
そこで金・木・水・火・土の性を澄み分けた。だから父子の親しみを立てて家が成る。清濁と五音六律の相生の数を分けて、君臣の義を立てて国が成る。四季と孟・仲・季の順序を見きわめて、長幼の礼を立てて官が成る。これを参という。君臣の義、父子の親、夫婦の別、長幼の序、朋友の交わり——これを五という。そして土地を分けて州とし、職を分けて治め、城を築いて住み、屋敷を割いて分け、財を分けて衣食させ、大学を立てて教え、朝早く起き夜遅く寝て、そのために力を尽くす。これが治の大綱である。
解説
参と五の中身が示され、最後に実務が並びます。土地を分ける、職を分ける、城を築く、住まいを分ける、財を分けて食わせる、学校を立てる。そして「夙に興き夜に寐ねて之を勞力す」。理念の話が続いた末に、早起きして夜まで働く、という一句で締まるのが泰族訓らしいところです。
この章句が説くこと
乃ち金木水火土の性を澄列す故に父子の親を立てて家を成す清濁五音六律相生の数を別かち以て君臣の義を立てて国を成す君臣の義父子の親夫婦の弁長幼の序朋友の際此れを之れ五と謂う乃ち地を裂きて之を州とし職を分かちて之を治め大学を立てて之を教誨す夙に興き夜に寐ねて之を労力す此れ治の綱紀なり綱紀
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