淮南子 / 時則訓
制度陰陽,大制有六度:天為繩,地為準,春為規,夏為衡,秋為矩,冬為權。繩者,所以繩萬物也。準者,所以準萬物也。規者,所以員萬物也。衡者,所以平萬物也。矩者,所以方萬物也。權者,所以權萬物也。繩之為度也,直而不爭,脩而不窮,久而不弊,遠而不忘,與天合德,與神合明,所欲則得,所惡則亡,自古及今,不可移匡,厥德孔密,廣大以容,是故上帝以為物宗。
新字:制度陰陽,大制有六度:天為縄,地為準,春為規,夏為衡,秋為矩,冬為権。縄者,所以縄万物也。準者,所以準万物也。規者,所以員万物也。衡者,所以平万物也。矩者,所以方万物也。権者,所以権万物也。縄之為度也,直而不争,脩而不窮,久而不弊,遠而不忘,与天合徳,与神合明,所欲則得,所悪則亡,自古及今,不可移匡,厥徳孔密,広大以容,是故上帝以為物宗。
書き下し
陰陽を制度するに、大制に六度有り。天を繩と為し、地を準と為し、春を規と為し、夏を衡と為し、秋を矩と為し、冬を權と為す。繩なる者は、萬物を繩する所以なり。準なる者は、萬物を準する所以なり。規なる者は、萬物を員かにする所以なり。衡なる者は、萬物を平らかにする所以なり。矩なる者は、萬物を方にする所以なり。權なる者は、萬物を權る所以なり。繩の度たるや、直くして爭わず、脩くして窮まらず、久しくして弊れず、遠くして忘れられず、天と德を合し、神と明を合し、欲する所は則ち得、惡む所は則ち亡ぶ。古より今に及ぶまで、移し匡す可からず、厥の德孔だ密にして、廣大以て容る。是の故に上帝以て物の宗と為す。
現代語訳
陰陽に制度を立てるにあたり、大きな制に六つの物差しがある。天を墨縄とし、地を水盛りとし、春をコンパスとし、夏を竿秤とし、秋をさしがねとし、冬を分銅とする。墨縄は、万物にまっすぐな線を引くためのもの。水盛りは、万物を水平に測るためのもの。コンパスは、万物を円くするためのもの。竿秤は、万物を釣り合わせるためのもの。さしがねは、万物を四角にするためのもの。分銅は、万物の重さを量るためのもの。墨縄という物差しは、まっすぐで争わず、長く伸びて尽きず、久しくても傷まず、遠くても忘れられず、天と徳を合わせ、神と明を合わせ、望むものは得られ、憎むものは滅びる。昔から今に至るまで、動かして直すことができず、その徳ははなはだ細やかで、広く大きくすべてを容れる。だから天帝はこれを物の根本とした。
解説
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