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易経 / 序卦

儀有所錯。

書き下し

儀、錯(お)く所有り。

現代語訳

儀礼を施し定めるところができる。

解説

序卦伝の下篇の冒頭の一節の結びの句です。この一節は、天地があって万物があり、万物があって男女があり、男女があって夫婦があり、夫婦があって父子があり、父子があって君臣があり、君臣があって上下があり、上下があってはじめて礼儀を施すところができる、と人の世の秩序の成り立ちを順に述べ、下経の最初の咸(感じ合う)と恒(恒久)の卦へつなげます。礼儀はいきなり上から定めるものではなく、人と人との結びつきが積み重なって、上下の関係ができたときに初めて置き場所を得るという考えです。組織の規則や作法も、関係の土台がないまま押しつけても根づきません。信頼の積み重ねの上にこそ、礼が生きると読めます。

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