弟子規 / 謹・衣貴潔
衣貴潔、不貴華、上循分、下稱家 對飲食、勿揀擇、食適可、勿過則 年方少、勿飲酒、飲酒醉、最為醜
新字:衣貴潔、不貴華、上循分、下称家 対飲食、勿揀択、食適可、勿過則 年方少、勿飲酒、飲酒酔、最為醜
書き下し
衣は潔きを貴び、華なるを貴ばず。上は分に循い、下は家に称え。 飲食に対しては、揀択する勿かれ。食は適可にして、則を過ぐる勿かれ。 年方に少ければ、酒を飲む勿かれ。酒を飲みて酔わば、最も醜と為す。
現代語訳
衣服は清潔であることを大切にし、華やかさは重んじません。上は自分の分に従い、下は家の暮らし向きに見合うようにしなさい。 飲食では、好き嫌いをしてはいけません。食べるのはほどよい量にとどめ、限度を超えてはいけません。 年が若いうちは、酒を飲んではいけません。酒を飲んで酔うのが、何より見苦しいことです。
解説
衣食と酒について、清潔、分相応、ほどほどを説く条です。「分に循い、家に称え」は、身分と家計に見合った装いをせよという意味で、見栄による浪費を戒めます。食事は偏食と食べすぎを避け、酒は酔うことを最も醜いとします。若年の飲酒を禁じる点は、成立当時の子ども向けの教えとして読むのがよいでしょう。経営の場でも、見栄の投資や接待の過ぎた飲食は失敗のもとになります。清潔で、身の丈に合い、節度がある。この三点は、個人にも組織にも通じる、生活と財布の基本線です。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
衣貴潔循分称家勿揀択適可勿酔
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