弟子規 / 謹・冠必正
冠必正、紐必結、襪與履、俱緊切 置冠服、有定位、勿亂頓、致污穢
新字:冠必正、紐必結、襪与履、倶緊切 置冠服、有定位、勿乱頓、致汚穢
書き下し
冠は必ず正しく、紐は必ず結び、襪と履とは、倶に緊切にせよ。 冠服を置くに、定位有り、乱頓して、汚穢を致す勿かれ。
現代語訳
冠は必ずまっすぐにかぶり、紐は必ず結び、靴下と靴は、どちらもしっかり締めなさい。 冠や衣服を置く場所は決めておき、乱雑に放り出して、汚したりしてはいけません。
解説
身なりを整える条です。冠をまっすぐにし、紐を結び、靴を締めるという足元までの点検は、だらしなさが気の緩みとして外に見えることを戒めています。後半の、物の置き場所を決めておくという教えは、整理整頓の原則そのものです。決まった場所があれば、探す時間も、汚す心配も減ります。現代の仕事に置き換えると、始業前の身だしなみ確認や、書類や道具の定位置管理が当てはまります。身なりと整頓は、見た目のためだけでなく、自分の心を引き締め、周囲に安心感を与えるための手入れだと読むことができます。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
冠正紐結緊切定位乱頓整頓
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