弟子規 / 出則弟・或飲食
或飲食、或坐走、長者先、幼者後 長呼人、即代叫、人不在、己即到
書き下し
或いは飲食し、或いは坐し走くに、長者は先にし、幼者は後にせよ。 長者人を呼べば、即ち代わりて叫び、人在らざれば、己即ち到れ。
現代語訳
飲み食いするときも、座るときも、歩くときも、年長者を先にし、年少者は後にしなさい。 年長者が人を呼んだら、すぐ代わって呼び、その人がいなければ、自分がすぐ出向きなさい。
解説
食事、着席、歩行と、日常のあらゆる場面で年長者を先にする作法を述べ、後半では、年長者が人を探しているとき、自分が代わりに動く機転を説きます。順序を守ることを窮屈な決まりとしてではなく、場が滞りなく回るための気配りとして示しているのが要点です。年齢を基準にした序列は成立当時の社会の見方ですので、現代では年齢に限らず、客人や役職者、手の離せない人を先にするという形で読めます。会議で、発言を求めている人に先に譲る、誰かの用事を見つけたら先回りして手を貸す、といった動きがこれにあたります。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
長幼の序先後代叫己即到気配り出則弟
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弟子規・出則弟・騎下馬騎するに馬より下り、乗るに車より下り、過ぎても猶お待つこと、百歩の余。 長者立たば、幼は坐する勿かれ、長者坐さば、命ぜられて乃ち坐せ。
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