長短経 / 先勝
遂不聴。王國圍陳倉、自冬迄春八十餘日、城堅守固、竟不能拔。賊衆疲弊、果自解去。
新字:遂不聴。王国囲陳倉、自冬迄春八十余日、城堅守固、竟不能抜。賊衆疲弊、果自解去。
書き下し
遂に聴かず。王国、陳倉を囲むこと、冬より春に迄ぶまで八十余日。城堅く守り固く、竟に抜くこと能わず。賊衆疲弊し、果たして自ら解き去る。
現代語訳
皇甫嵩はついに董卓の意見を聞き入れなかった。王国は陳倉を冬から春まで八十日余り囲んだが、城は堅く守りは固く、ついに落とせなかった。賊の兵は疲れ果て、果たして自ら包囲を解いて去った。
解説
皇甫嵩の読みどおり、王国は八十日以上陳倉を囲み続けましたが、落とせませんでした。堅い城は、救援がなくても自力で持ちこたえた。攻める側は冬から春まで陣を張り続けて疲れ果て、自分から引き上げた。守る側が崩れず持ちこたえている限り、長期戦は攻める側を消耗させる。急いで助けに行かなかったことで、味方の兵は一人も失わず、敵だけが疲れていったのです。
この章句が説くこと
先勝皇甫嵩陳倉持久戦消耗待機
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