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長短経 / 懼戒

用裴寂計、准伊尹放太甲、霍光廢昌邑故事、尊煬帝為太上皇、立代王侑以安隋室、傳檄諸郡、以彰義舉。秋七月、以精甲三萬、西圖闗中。髙祖仗白旗、誓衆于太原之野、引師即路、遂亡隋族、造我區夏

新字:用裴寂計、准伊尹放太甲、霍光廃昌邑故事、尊煬帝為太上皇、立代王侑以安隋室、伝檄諸郡、以彰義舉。秋七月、以精甲三万、西図関中。高祖仗白旗、誓衆于太原之野、引師即路、遂亡隋族、造我区夏

書き下し

裴寂の計を用い、伊尹の太甲を放ち、霍光の昌邑を廃する故事に准い、煬帝を尊びて太上皇と為し、代王侑を立てて以て隋室を安んじ、檄を諸郡に伝えて、以て義挙を彰らかにす。秋七月、精甲三万を以て、西のかた関中を図る。高祖白旗に仗り、衆に太原の野に誓い、師を引きて路に即き、遂に隋族を亡ぼし、我が区夏を造る。

現代語訳

裴寂の計を用い、伊尹が太甲を追放し、霍光が昌邑王を廃した故事にならい、煬帝を太上皇に祭り上げ、代王楊侑を立てて隋の王室を安んじると称し、各郡に檄文を送って義挙を明らかにした。秋七月、精兵三万で西の関中を目指した。李淵は白い旗を掲げ、太原の野で兵に誓い、軍を率いて進み、ついに隋の一族を滅ぼし、わが唐の天下を造った。

解説

李淵の挙兵は、形の上では反乱ではありませんでした。伊尹や霍光が暗君を退けた故事にならい、煬帝を太上皇に祭り上げ、隋の皇族を皇帝に立てて、隋を守るための義挙と称した。こうすれば隋に忠実な人々も敵に回しにくい。実際には、そのまま隋を滅ぼして唐を建てました。大きな変革ほど、既存の正統性を否定せず、その内側から引き継ぐ形をとると抵抗が少ない。名目の設計が、実質の変革を助けたのです。
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この章句が説くこと

懼戒李淵裴寂名目正統性唐建国

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