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長短経 / 君徳

〔大將軍霍光及上官桀秉政、桀害光寵、欲誅之、乃詐為帝兄燕旦上書、稱光行上林稱蹕等事。帝不信。〕

新字:〔大将軍霍光及上官桀秉政、桀害光寵、欲誅之、乃詐為帝兄燕旦上書、称光行上林称蹕等事。帝不信。〕

書き下し

〔大将軍霍光及び上官桀、政を秉る。桀、光の寵を害し、之を誅せんと欲す。乃ち詐りて帝の兄燕旦の上書を為り、光の上林に行きて蹕を称する等の事を称す。帝、信ぜず。〕

現代語訳

〔大将軍の霍光と上官桀が政治を執っていた。上官桀は霍光が寵愛されていることを妬み、これを誅そうとした。そこで帝の兄である燕王旦の上書を偽造し、霍光が上林苑へ行って天子のように道を清めさせた、などと訴えた。帝は信じなかった。〕

解説

前段で語られた昭帝の慧眼の、事実関係を示した割注です。同じ政権の内部にいる二人のうち一方が、もう一方を陥れるために外部からの告発を偽造する。手口としては古典的で、今も形を変えて残っています。要点は、偽の告発が届いた先が十四歳の少年だったこと。それでも通らなかった。告発を受け取る側が、内容ではなく届き方を見れば、たいていの偽装は見破れます。

この章句が説くこと

君徳霍光上官桀偽造告発讒言

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