長短経 / 察相
額角主卿寺之位〔從司空横列至髪際、凡八名、額角横次、位第一。色紅黄、大吉昌也。〕上卿主帝卿之位〔横次額角、上卿躍躍、封卿大樂。〕虎睂主大將軍〔從中正横列至髪際、凡九名、虎睂横次、位在第二。發青白色者、應行也。〕牛角主王之統師小將〔横次虎睂位在第三、亦主封侯食祿。成角者、更勝於肉也。〕
新字:額角主卿寺之位〔従司空横列至髪際、凡八名、額角横次、位第一。色紅黄、大吉昌也。〕上卿主帝卿之位〔横次額角、上卿躍躍、封卿大楽。〕虎眉主大将軍〔従中正横列至髪際、凡九名、虎眉横次、位在第二。発青白色者、応行也。〕牛角主王之統師小将〔横次虎眉位在第三、亦主封侯食禄。成角者、更勝於肉也。〕
書き下し
額角は卿寺の位を主る。〔司空より横に列して髪際に至るまで、凡そ八名。額角は横に次ぎ、位は第一なり。色紅黄なれば、大いに吉昌なり。〕上卿は帝卿の位を主る。〔横に額角に次ぐ。上卿躍躍たれば、封卿大いに楽し。〕虎眉は大将軍を主る。〔中正より横に列して髪際に至るまで、凡そ九名。虎眉は横に次ぎ、位は第二に在り。青白色を発する者は、行に応ずるなり。〕牛角は王の統師小将を主る。〔横に虎眉に次ぐ、位は第三に在り。亦た封侯食禄を主る。角を成す者は、更に肉に勝るなり。〕
現代語訳
額角は卿や寺(中央官庁)の位をつかさどる。〔司空から横に並んで髪の生え際まで、全部で八つの名がある。額角は横に次いで第一の位置である。色が紅みを帯びた黄色であれば、大いにめでたい。〕上卿は帝の卿の位をつかさどる。〔横に額角に次ぐ。上卿が生き生きとしていれば、卿に封じられて大いに楽しい。〕虎眉は大将軍をつかさどる。〔中正から横に並んで髪の生え際まで、全部で九つの名がある。虎眉は横に次いで第二の位置である。青白い色が現れる者は、出征に応じる。〕牛角は王の統率する軍の小将をつかさどる。〔横に虎眉に次ぐ、第三の位置である。これも封侯と俸禄をつかさどる。角を成す者は、肉が厚いよりさらに良い。〕
解説
額の三本目の横列で、中正から生え際までの九つが軍職に対応します。虎眉が大将軍、牛角がその下の小将。名前の獣の格がそのまま官の格になっているのが分かりやすい。角を成す者は肉に勝る、という一句は、骨の形が肉づきより重要だという判断です。骨は変わらず肉は変わる。変わらないもののほうを本質と見る、この篇の一貫した態度がここにも出ています。
この章句が説くこと
察相額角虎眉牛角軍職骨と肉
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