長短経 / 知人
知此士者而有術焉。微察問之、以觀其辭、窮之以辭、以觀其變、與之間謀、以觀其誠、明白顯問、以觀其徳、遠使以財、以觀其亷〔又曰、委之以財、以觀其仁、臨之以利、以觀其亷〕試之以色、以觀其貞、〔又曰、悅之以色、以觀其不淫。〕告之以難、以觀其勇、〔又曰、告之以危、而觀其勇。又曰、懼之、以驗其特。〕醉之以酒、以觀其態。〔又曰、醉之以酒、而觀其則。又曰、醉之以酒、觀其不失。〕
新字:知此士者而有術焉。微察問之、以観其辞、窮之以辞、以観其変、与之間謀、以観其誠、明白顕問、以観其徳、遠使以財、以観其廉〔又曰、委之以財、以観其仁、臨之以利、以観其廉〕試之以色、以観其貞、〔又曰、悦之以色、以観其不淫。〕告之以難、以観其勇、〔又曰、告之以危、而観其勇。又曰、懼之、以験其特。〕酔之以酒、以観其態。〔又曰、酔之以酒、而観其則。又曰、酔之以酒、観其不失。〕
書き下し
此の士を知るに術有り。微かに察して之に問い、以て其の辞を観る。之を窮むるに辞を以てし、以て其の変を観る。之に間謀を与え、以て其の誠を観る。明白顕かに問い、以て其の徳を観る。遠く使わすに財を以てし、以て其の廉を観る。〔又た曰く、之に委ぬるに財を以てし、以て其の仁を観る。之に臨ましむるに利を以てし、以て其の廉を観る。〕之を試すに色を以てし、以て其の貞を観る。〔又た曰く、之を悦ばしむるに色を以てし、以て其の淫せざるを観る。〕之に告ぐるに難を以てし、以て其の勇を観る。〔又た曰く、之に告ぐるに危を以てして其の勇を観る。又た曰く、之を懼れしめて、以て其の特を験す。〕之を酔わしむるに酒を以てし、以て其の態を観る。〔又た曰く、之を酔わしむるに酒を以てして其の則を観る。又た曰く、之を酔わしむるに酒を以てし、其の失わざるを観る。〕
現代語訳
このような士を知るには技法がある。そっと観察して問いかけ、その言葉づかいを見る。言葉で追いつめて、その変化を見る。内密の計画を持ちかけて、その誠実さを見る。はっきり公然と問いただして、その徳を見る。遠方へ財を持たせて派遣し、その廉潔さを見る。〔またこうも言う。財を預けて、その仁を見る。利益の前に立たせて、その廉潔さを見る。〕色事で試して、その貞節を見る。〔またこうも言う。色事で喜ばせて、溺れないかを見る。〕困難を告げて、その勇気を見る。〔またこうも言う。危険を告げてその勇気を見る。またこうも言う。恐れさせて、その特質を試す。〕酒に酔わせて、そのふるまいを見る。〔またこうも言う。酒に酔わせてその節度を見る。またこうも言う。酒に酔わせて、我を失わないかを見る。〕
解説

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