長短経 / 量才
將孰有能?〔袁紹率大衆攻許、都孔融謂荀彧曰、「袁紹地廣兵强、田豐、許攸、智計之士也、為之謀、審配、逢紀、盡忠之臣、任其事、顔良、文醜、勇冠三軍、統其兵、殆難剋乎?」
新字:将孰有能?〔袁紹率大衆攻許、都孔融謂荀彧曰、「袁紹地広兵強、田豊、許攸、智計之士也、為之謀、審配、逢紀、尽忠之臣、任其事、顔良、文醜、勇冠三軍、統其兵、殆難剋乎?」
書き下し
将は孰れか能有る。〔袁紹、大衆を率いて許を攻む。都の孔融、荀彧に謂いて曰く「袁紹は地広く兵強し。田豊・許攸は智計の士なり、之が謀を為す。審配・逢紀は忠を尽くすの臣なり、其の事に任ず。顔良・文醜は勇三軍に冠たり、其の兵を統ぶ。殆ど克ち難からんか」と。
現代語訳
将はどちらに能力があるか。〔袁紹が大軍を率いて許を攻めた。都にいた孔融が荀彧に言った。「袁紹は領地が広く兵が強い。田豊と許攸は知恵と計略の士で、彼のために謀をめぐらす。審配と逢紀は忠誠を尽くす臣で、実務を担当する。顔良と文醜は勇気が全軍に冠たるもので、兵を統率する。とても勝てないのではないか」。
解説
孔融の見方は、名簿としては完璧です。参謀二人、実務二人、猛将二人。組織図の上では隙がありません。強い相手を前にしたとき、私たちも大抵この見方をします。あちらには誰がいて、誰がいて、と数えて気後れする。次の段で荀彧はこの名簿を一人ずつ分解していきます。人が揃っていることと、その人たちが噛み合うことは別だ、というのがこの対話の主題です。
この章句が説くこと
人物鑑識孔融荀彧袁紹組織名簿
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