長短経 / 量才
忠正强諫而無有姦詐、去私立公而言有法度、如是者、舉以為列士。故列士之事常在於義也。故道徳仁義定而天下正。
新字:忠正強諫而無有姦詐、去私立公而言有法度、如是者、舉以為列士。故列士之事常在於義也。故道徳仁義定而天下正。
書き下し
忠正にして強く諫めて姦詐有ること無く、私を去り公を立てて言に法度有り。是くの如き者は、挙げて以て列士と為す。故に列士の事は常に義に在るなり。故に道徳仁義定まりて天下正し。
現代語訳
忠実で正しく、強く諌めて偽りがなく、私心を去って公を立て、発言に筋道がある。このような者は、取り立てて列士とする。だから列士の仕事は常に義の上にある。こうして道・徳・仁・義が定まれば天下は正される。
解説
四つの階層が、道・徳・仁・義という四つの言葉で締めくくられます。最下位の列士に与えられた義とは、強く諌めることと私を去ることでした。組織の底のほうにいる人にこそ、おかしいと言う役割が割り当てられている。上に行くほど諌めにくくなるのですから、これは理にかなっています。諌める人を煙たがる組織は、義の層を自分で削っているのです。
この章句が説くこと
列士義諫言去私立公職階道徳仁義
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