長短経 / 量才
不失四時、通於地利能通不通、能利不利、如是者、舉以為九卿。故九卿之事常在於徳。
書き下し
四時を失わず、地利に通じ、能く通ぜざるを通じ、能く利あらざるを利す。是くの如き者は、挙げて以て九卿と為す。故に九卿の事は常に徳に在り。
現代語訳
四季の時機を外さず、土地の利に通じ、通じていなかったところを通じさせ、利のなかったところに利を生ませる。このような者は、取り立てて九卿とする。だから九卿の仕事は常に徳の上にある。
解説
九卿の条件は、通じていないものを通じさせ、利のないところに利を生ませることです。三公が全体の調子を見るのに対し、九卿は詰まりを通す役だと分かります。滞りを見つけて流れを作る。今でいえば部門をまたぐ課題を引き受ける立場です。それを能力ではなく徳と呼んでいるのが面白いところで、詰まりは大抵、仕組みではなく人と人の間にあるからでしょう。
この章句が説くこと
九卿徳職階地利通じさせる役割
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