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墨子 / 雜守

寇至,諸門户令皆鑿而類竅之,各為二類,一鑿而屬繩,繩長四尺,大如指。寇至,先殺牛、羊、雞、狗、烏鴈、收其支革、筋、角、脂、□,羽彘皆剥之。吏橝桐卣為鐡錍,厚簡為衡柱。事急卒不可逺,令掘外宅林,謀多少,若治城為擊,三隅之,重五斤已上。諸林木渥水中,無過一筏。塗茅屋若積薪者,厚五寸已上。

新字:寇至,諸門戸令皆鑿而類竅之,各為二類,一鑿而属縄,縄長四尺,大如指。寇至,先殺牛、羊、雞、狗、烏鴈、収其支革、筋、角、脂、□,羽彘皆剥之。吏橝桐卣為鐡錍,厚簡為衡柱。事急卒不可遠,令掘外宅林,謀多少,若治城為擊,三隅之,重五斤已上。諸林木渥水中,無過一筏。塗茅屋若積薪者,厚五寸已上。

書き下し

寇、至らば、諸門户、皆な鑿ちて竅を類せしめ、各おの二類を為し、一つ鑿ちて繩を屬く。繩の長さ四尺、大いさ指の如し。寇、至らば、先ず牛・羊・雞・狗・烏鴈を殺し、其の支革・筋・角・脂・□を收む。羽・彘、皆な之を剥ぐ。吏、橝桐の卣もて鐡錍を為り、厚簡もて衡柱を為す。事、急にして卒かに逺くす可からざれば、外宅の林を掘り、多少を謀らしむ。若しくは城を治めて擊と為し、之を三隅にし、重さ五斤已上。諸そ林木は水中に渥し、一筏を過ぐる無かれ。茅屋若しくは積薪を塗るに、厚さ五寸已上。

現代語訳

敵が来たら、どの門も穴を開けて塞げるようにし、それぞれ二枚の覆いを作り、一つ穴を開けて縄を結ぶ。縄の長さは四尺、太さは指ほど。敵が来たら、まず牛と羊と鶏と犬と鳥を処理し、その皮と筋と角と脂を集める。羽のあるものも豚もみな剥ぐ。役人は桐の器で鉄の刃を作り、厚い板で横柱を作る。事が急で遠くまで手が回らなければ、城外の家の林を掘って、量を見積もらせる。あるいは城を整えて打ち具とし、三角にして、重さは五斤以上。木材は水に浸し、一いかだを超えないようにする。茅葺きの屋根や積んだ薪に泥を塗るときは、厚さを五寸以上にする。

解説

敵が来たとき、まず家畜を処理して皮も筋も角も脂も集める。食糧としてだけでなく、皮は覆いに、筋は弦に、角は器具に、脂は火に使うためです。生き物一頭から取れるものを全部数えて備蓄に回す。捨てるところが無いという、備城門篇と同じ姿勢がここにも現れています。

この章句が説くこと

転用備蓄家畜資源無駄

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