墨子 / 號令
凡守城者,以函傷敵為上,其延日持久以待救之至,眀於守者也,必能此,乃能守城。守城之法,敵去邑百里以上,城将如今,盡召五官及百長,以富人重室之親,舍之官符謹令信人守衛之,謹宻為故。乃傳城,守城将營無下三百人,四面四門之将,必選擇之有功勞之臣及死事之後重者,從卒各百人。門将并守他門,他之上必夾為髙樓,使善射者居焉。女郭、馮垣一人一人守之,使重字子。五十步一擊。
新字:凡守城者,以函傷敵為上,其延日持久以待救之至,明於守者也,必能此,乃能守城。守城之法,敵去邑百里以上,城将如今,尽召五官及百長,以富人重室之親,舎之官符謹令信人守衛之,謹密為故。乃伝城,守城将営無下三百人,四面四門之将,必選択之有功労之臣及死事之後重者,従卒各百人。門将并守他門,他之上必夾為高楼,使善射者居焉。女郭、馮垣一人一人守之,使重字子。五十歩一撃。
書き下し
凡そ城を守る者は、函ちに敵を傷るを以て上と為す。其の日を延べ持久して以て救いの至るを待つは、守に眀らかなる者なり。必ず能く此くのごとくにして、乃ち能く城を守る。守城の法、敵、邑を去ること百里以上ならば、城将、今の如く、盡く五官及び百長を召し、富人重室の親を以て、之を官符に舍らしめ、謹んで信人をして之を守衛せしめ、謹宻を故と為す。乃ち城に傳え、守城の将營は三百人を下る無し。四面四門の将は、必ず功勞有るの臣及び死事の後の重き者を選擇し、從卒は各おの百人。門将は并せて他門を守り、他の上には必ず夾みて髙樓を為り、善く射る者をして焉に居らしむ。女郭・馮垣は一人一人、之を守り、重字の子をして使う。五十步に一擊。
現代語訳
およそ城を守る者は、すぐに敵を傷つけることを上策とする。日を延ばし持ちこたえて救援の到着を待つのは、守りに明るい者である。必ずこうできてはじめて、城を守れる。城を守る法では、敵が町から百里以上のところに来たら、城将はただちに五官と百長をすべて呼び集め、富裕な家の有力者の親族を役所に住まわせ、慎んで信頼できる者に守衛させ、機密を守ることを基本とする。そして城に伝え、守城の将の陣営は三百人を下らない。四面四門の将は、必ず功労のある臣や、事に殉じた者の遺族で重んじられる者を選び、従う兵はそれぞれ百人。門将は他の門も併せて守り、他の門の上には必ず両側に高い楼を作り、射のうまい者をそこに置く。女郭と馮垣は一人ずつが守り、重んじられる家の子を用いる。五十歩ごとに一つの打ち手を置く。
解説

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