墨子 / 旗幟
凡守城之法,后有積,樵薪有積,菅茅有積,萑葦有積,水有積,炭有積,沙有積,松栢有積,蓬艾有積,麻脂有積,金鐵有積,粟米有積,井竈有處,重質有居,五兵各有旗,節各有辨,法令各有貞,輕重分數各有請,主慎道路者有經。
新字:凡守城之法,后有積,樵薪有積,菅茅有積,萑葦有積,水有積,炭有積,沙有積,松栢有積,蓬艾有積,麻脂有積,金鉄有積,粟米有積,井竈有処,重質有居,五兵各有旗,節各有弁,法令各有貞,軽重分数各有請,主慎道路者有経。
書き下し
凡そ守城の法、后に積有り、樵薪に積有り、菅茅に積有り、萑葦に積有り、水に積有り、炭に積有り、沙に積有り、松栢に積有り、蓬艾に積有り、麻脂に積有り、金鐵に積有り、粟米に積有り、井竈に處有り、重質に居有り、五兵に各おの旗有り、節に各おの辨有り、法令に各おの貞有り、輕重分數に各おの請有り、道路を主慎する者に經有り。
現代語訳
およそ城を守る法では、后に蓄えがあり、薪に蓄えがあり、菅と茅に蓄えがあり、葦に蓄えがあり、水に蓄えがあり、炭に蓄えがあり、砂に蓄えがあり、松と柏に蓄えがあり、蓬と艾に蓄えがあり、麻と油に蓄えがあり、金属に蓄えがあり、穀物に蓄えがある。井戸と竈には決まった場所があり、重要な人質には決まった居所があり、五種の武器にはそれぞれ旗があり、割り符にはそれぞれ見分けがあり、法令にはそれぞれ正しい形があり、軽重と割り当てにはそれぞれ決まりがあり、道路を管理する者には規程がある。
解説
蓄えるべきものを十二種類、置き場所を決めるべきものを続けて列挙します。これが備えの目録で、ここに挙がっているものが全部そろい、全部の置き場が決まっていれば、守る用意ができたことになる。何を備えるかの一覧と、それぞれの決まりを対にして持つ。備えを漏れなく点検するための表です。
この章句が説くこと
目録備蓄置き場点検規程
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『墨子』旗幟守城の法、木を蒼旗と為し、火を赤旗と為し、薪樵を黄旗と為し、石を白旗と為し、水を黑旗と為し、食を菌旗と為し、死士を倉英の旗と為し、竟士を雩旗と為し、多卒を雙の旗と為し、五尺の男子を童旗と為し、女子を梯末の旗と為し、弩を狗旗と為し、㦸を旗と為し、劒盾を羽旗と為し、車を壟旗と為し、騎を鳥旗と為す。凡そ求索する所、旗名の書に在らざる者は、皆な其の形名を以て旗と為す。城上、旗を舉ぐれば、備具の官、財物を致し、之れ足りて旗を下す。
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『墨子』旗幟城の隆を為るに、長さ五十尺。四面四門の将、長さ四十尺。其の次、三十尺。其の次、二十五尺。其の次、二十尺。其の次、十五尺。髙さ、四十五尺を下る無し。城上の吏卒、之を背に置き、卒は頭上に。城下の吏卒、之を眉に置き、他に在りては左眉に。中軍、之を胷に置く。各おの一鼓、中軍は一に三。鼓ごとに三、十たび之を擊つ。諸そ鼓有るの吏、謹んで次を以て之に應ず。應鼓に當たりて應ぜず、應ずるに當たらずして鼓に應ずれば、主る者を斬る。道の廣さ三十步、城下に階を夾む者は各おの二つ其の井あり。鐵を道の外に置きて屏と為す。三十步にして之が圜を為り、髙さ丈。民の圂を為るに、垣の髙さ十二尺以上。巷術・周道なる者は、心ず之が門を為り、門は二人、之を守る。信符有るに非ざれば、行くこと勿かれ。令に従わざる者は斬る。城中の吏卒民、男女、皆な衣章幑を異にし、男女を知る可からしむ。諸そ牲格を守る者、三たび出でて敵を却けば、守、令を以て召して食を前に賜い、大旗を予え、百户の邑若しくは他人の財物を署し、旗を其の署に建て、皆な眀白に之を知らしめて、某子の旗と曰う。性格は内の廣さ二十五步、外の廣さ十步、表は地形を以て度と為す。靳卒、中教し、前後左右を解き、卒の勞るる者は更たがわる之を休ましむ。
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『墨子』備城門城下の里中の家人、各おの葆すること亦た左右前後、城上の如くす。城小さく人衆ければ、鄉の老弱を葆離し、國中及び大城に也す。㓂至らば、必ず攻めんことを度り、主人、先ず城編を削る。唯だ燒くこと勿かれ。冦、城下に在らば、時に吏卒の署を換え、而も亦た養を換うる毋かれ。養は城に上るを得る毋かれ。宼、城下に在らば、諸盆罋を牧め、城下に耕積す。百步に一積、積は五百。城門の内、室有るを得ず。周官・桓吏を為り、四尺を倪と為す。行棧の内閈、二關一堞。城場の外を除き、池を去ること百步、墻垣樹木の小大、盡く壊し代え除去す。寇の從りて來たる所、若しくは昵道・傒近、若しくは城塲は、皆な扈樓を為る。竹箭を天中に立つ。守堂の下に大樓を為り、髙く城に臨む。堂下、周く散じ、道中、客に應ず。客、見ゆるを待つ。時に三老・左葆・官中の者を召し、與に事を計る。之を為すこと奈何と。子墨子曰く、穴士の守を問う。邪びに穴を備うる者は、城内に髙樓を為りて以て此の十四者を謹み具うれば、則ち民も亦た上を疑わず。然る後に城、守る可し。十四者、一も無くんば、則ち善き者と雖も守る能わざるなり。
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『墨子』號令節に驚有りて、寇の陳表を越ゆるを見れば、城上、麾を以て之を指し、迹坐、缶を擊ちて期し、戰備を以て麾の指す所に從う。望めば一垂を舉げ、竟に入れば二垂を舉げ、郭に狎づけば三垂を舉げ、垣に入れば四垂を舉げ、城に狎づけば五垂を舉ぐ。夜は火を以てし、皆な此くの如し。郭を去ること百步、牆垣・樹木の小大、盡く之を伐り除き、外の空井、盡く之を窒ぎ、汲むを得可き無からしむ。外の空室、盡く之を發し、木、盡く之を伐る。諸そ以て城を攻む可き者は盡く城中に内れ、其の人をして各おの以て之を記す有らしむ。事、已めば各おの其の記を以て之を取る。事、之が劵書を為して其の枚數を書す。隧に當たる枚木の盡くは内るる能わざれば、即ち之を燒き、客の得て之を用うる無からしむ。人、自ら大いに版に書し、之を其の署に著く。
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『墨子』雜守寇を望み見れば、一烽を舉ぐ。境に入れば、二烽を舉ぐ。妻を射れば、三烽を舉げ、一藍もて郭に㑹す。四烽を舉げ、二藍もて城に㑹す。五烽を舉げ、五藍。夜は火を以てすること、此くの數の如し。烽を守る者、事、急ならば、日暮れて之を出だし、皆な幑幟を為さしむ。距阜・山林、皆な以て迹す可からしめ、平眀にして迹す。迹無ければ、各おの其の表を立て、之を城に下す。應に田表を出だし置き、斥、郭の内外に坐し、旗幟を立て、卒、半ばは内に在り、多少をして知る可き無からしむ。即ち驚有らば、孔表を舉ぐ。寇を見れば、牧表を舉ぐ。城上、麾を以て之を指し、斥、步鼓し、旗を整えて以て戰に備え、麾の指す所に從う。田する者、男子は戰備して斥に從い、女子は函ちに走りて入る。即ち放たるるを見れば、傳を到し城に到る。表を正守する者三人、更たがわる立ちて捶表して望む。守、數しば騎若しくは吏をして旁らを行き視しめ、以て為す所の為を知る有り。其の曹、一鼓、寇を望み見れば、鼓し、傳えて城に到りて止む。
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『墨子』備城門二舍に一井を共にし、□灰・康・粃・杯・馬夫、皆な謹んで之を收め蔵う。城上の備えは、渠譫・藉車・行棧・行樓・到・頶皋・連挺・長斧・長椎・長兹・距・飛衝・縣批屈なり。樓は五十步に一つ、堞の下に爵内を為ること三尺にして一つ。薪皋を為る。二圍、長さ四尺半、必ず潔有り。瓦石の重さ二升以上なる者、上す。城上、五十步を涉りて一積、竈に鐵錯を置き、涉と處を同じくす。木の大いさ二圍、長さ丈二尺以上なる者、善く耿卞の本、名づけて長從と曰う。五十步に三十。木橋の長さ三丈、五十を下る毋かれ。後に辛をして急ぎ壘壁を為らしめ、以て瓦を盖い之に後る。用瓦木罌の十升以上を容るる者、五十步にして十、水を盛りて且に之を用いんとす。五十二なる者、十步にして二。