墨子 / 旗幟
守城之法,木為蒼旗,火為赤旗,薪樵為黄旗,石為白旗,水為黑旗,食為菌旗,死士為倉英之旗,竟士為雩旗,多卒為雙之旗,五尺男子為童旗,女子為梯末之旗,弩為狗旗,㦸為旗,劒盾為羽旗,車為壟旗,騎為鳥旗。凡所求索,旗名不在書者,皆以其形名為旗。城上舉旗,備具之官致財物,之足而下旗。
新字:守城之法,木為蒼旗,火為赤旗,薪樵為黄旗,石為白旗,水為黒旗,食為菌旗,死士為倉英之旗,竟士為雩旗,多卒為双之旗,五尺男子為童旗,女子為梯末之旗,弩為狗旗,㦸為旗,劒盾為羽旗,車為壟旗,騎為鳥旗。凡所求索,旗名不在書者,皆以其形名為旗。城上舉旗,備具之官致財物,之足而下旗。
書き下し
守城の法、木を蒼旗と為し、火を赤旗と為し、薪樵を黄旗と為し、石を白旗と為し、水を黑旗と為し、食を菌旗と為し、死士を倉英の旗と為し、竟士を雩旗と為し、多卒を雙の旗と為し、五尺の男子を童旗と為し、女子を梯末の旗と為し、弩を狗旗と為し、㦸を旗と為し、劒盾を羽旗と為し、車を壟旗と為し、騎を鳥旗と為す。凡そ求索する所、旗名の書に在らざる者は、皆な其の形名を以て旗と為す。城上、旗を舉ぐれば、備具の官、財物を致し、之れ足りて旗を下す。
現代語訳
城を守る法では、木材は青い旗、火は赤い旗、薪は黄色い旗、石は白い旗、水は黒い旗、食糧は菌の旗、決死の兵は倉英の旗、境の兵は雩の旗、兵が多く要るときは双の旗、五尺の少年は童の旗、女子は梯末の旗、弩は狗の旗、戟は戟の旗、剣と盾は羽の旗、車は壟の旗、騎兵は鳥の旗とする。求めるもので旗の名が書に無いものは、みなその形と名を旗にする。城壁の上で旗を揚げれば、備えを担当する官が物資を届け、足りたら旗を下ろす。
解説
旗による物資請求の仕組みです。木材が要るなら青、水が要るなら黒。旗を揚げれば担当官が届け、足りたら下ろす。声が届かない距離で、必要なものを正確に伝える方法として設計されています。書にない品目は形と名で旗を作れ、という拡張の規定まである。通信の取り決めとして、驚くほど完成しています。
この章句が説くこと
通信旗規約請求設計
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