師導古典を学びたいすべての人に

墨子 / 迎敵祠

凡守城之法,縣師受事,出葆,循溝防,築薦通塗,脩城。百官共財,百工即事,司馬視城脩卒伍。設守門,三人掌右閹,二人掌左閹,四人掌閉,百甲坐之。城止步一甲、一㦸,其賛三人。五步有五長,十步有什長,百步有百長,旁有大率,中有大将,皆有司吏卒長。城上當階,有司守之,移中中處澤急而奏之。士皆有職。城之外,矢之所還壊其牆,無以為客菌。三十里之内,薪、蒸、水皆入内。狗、彘、豚、雞食其□斂其骸以為醢腹,病者以起。城之内薪蒸廬室,矢之所還皆為之涂菌。令命昏緯狗纂馬,掔緯。静夜聞鼓聲而謲,所以閹客之氣也,所以固民之意也,故時謲則民不疾矣。

新字:凡守城之法,県師受事,出葆,循溝防,築薦通塗,脩城。百官共財,百工即事,司馬視城脩卒伍。設守門,三人掌右閹,二人掌左閹,四人掌閉,百甲坐之。城止歩一甲、一㦸,其賛三人。五歩有五長,十歩有什長,百歩有百長,旁有大率,中有大将,皆有司吏卒長。城上当階,有司守之,移中中処沢急而奏之。士皆有職。城之外,矢之所還壊其牆,無以為客菌。三十里之内,薪、蒸、水皆入内。狗、彘、豚、雞食其□斂其骸以為醢腹,病者以起。城之内薪蒸廬室,矢之所還皆為之涂菌。令命昏緯狗纂馬,掔緯。静夜聞鼓声而謲,所以閹客之気也,所以固民之意也,故時謲則民不疾矣。

書き下し

凡そ守城の法、縣師、事を受け、葆を出だし、溝防を循り、薦を築き塗を通じ、城を脩む。百官、財を共にし、百工、事に即き、司馬、城を視て卒伍を脩む。守門を設く。三人、右閹を掌り、二人、左閹を掌り、四人、閉を掌る。百甲、之に坐す。城、步を止むるに一甲・一㦸、其の賛三人。五步に五長有り、十步に什長有り、百步に百長有り、旁らに大率有り、中に大将有り、皆な司吏・卒長有り。城上、階に當たるに、司、之を守り、中處の澤に移して急ぎ之を奏す。士、皆な職有り。城の外、矢の還る所は其の牆を壊ち、以て客の菌と為すこと無かれ。三十里の内、薪・蒸・水、皆な内に入る。狗・彘・豚・雞、其の□を食らい、其の骸を斂めて以て醢腹と為し、病む者、以て起つ。城の内、薪蒸廬室、矢の還る所は皆な之が涂菌を為す。命じて昏に狗を緯ぎ馬を纂ぎ、掔緯せしむ。静夜、鼓聲を聞きて謲す。客の氣を閹ぐ所以なり、民の意を固くする所以なり。故に時に謲すれば則ち民、疾まざるなり。

現代語訳

およそ城を守る法では、県師が任務を受け、守りの人員を出し、溝と堤を巡り、道を築いて通し、城を修繕する。百官は財を出し合い、職人はそれぞれの仕事につき、司馬は城を見回って部隊を整える。門の守りを設ける。三人が右の門扉を、二人が左の門扉を、四人が閉じることを担当する。百人の武装兵がそこに詰める。城壁では一歩ごとに一人の武装兵と一本の戟、その補助に三人。五歩ごとに五長、十歩ごとに什長、百歩ごとに百長、傍らに大率、中央に大将がいて、みな司吏と卒長を置く。城壁の上で階段に当たるところは司が守り、中央の詰所に移して急いで報告する。士はみな職を持つ。城の外で矢の届く範囲は塀を壊し、敵の隠れ場所にしてはならない。三十里の内では、薪も柴も水もすべて城内に取り込む。犬や豚や鶏はその餌を食べ、その骨を集めて塩漬けとし、病人がそれで起き上がれるようにする。城の内でも、薪や柴や小屋で矢の届く範囲のものは、みな泥を塗る。命じて夕暮れに犬を繋ぎ馬を繋がせる。静かな夜に太鼓の音を聞いて声を上げさせる。敵の気を挫くためであり、民の意を固くするためである。だからときどき声を上げさせれば、民は病まない。

解説

指揮系統と資源の集約です。五歩に五長、十歩に什長、百歩に百長という刻みで、誰にも上長がいる状態を作る。城外三十里の薪も水もすべて城内に取り込むという徹底ぶりも印象的です。そして最後、夜に太鼓に合わせて声を上げさせるのは、敵の気を挫くためと、味方の心を固めるため。声を出すことが士気の維持策として書かれています。

この章句が説くこと

指揮集約士気統制

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる