墨子 / 備城門
使老小不事者守於城上,不當術者。城持出必為眀填,令吏民皆智知之。從一人百人以上,持出不操填章,從人非亦故人,乃亦稹章也,千人之将以上止之,勿令得行。行及吏卒從之,皆斬,具以聞於上。此守城之重禁之,夫姦之所生也,不可不審也。望敵人敵人
新字:使老小不事者守於城上,不当術者。城持出必為明填,令吏民皆智知之。従一人百人以上,持出不操填章,従人非亦故人,乃亦稹章也,千人之将以上止之,勿令得行。行及吏卒従之,皆斬,具以聞於上。此守城之重禁之,夫姦之所生也,不可不審也。望敵人敵人
書き下し
老小の事とせざる者をして城上に守らしむ。術に當たらざる者なり。城、持ちて出づるには必ず眀填を為り、吏民をして皆な之を智知せしむ。一人より百人以上に従うも、持ちて出でて填章を操らざれば、人に従うも亦た故人に非ざれば、乃ち亦た稹章あるなり。千人の将以上、之を止め、行くを得しむる勿かれ。行きて吏卒、之に従わば、皆な斬り、具に以て上に聞す。此れ守城の重禁なり。夫れ姦の生ずる所、審らかにせざる可からざるなり。
現代語訳
老人と子どもで務めのない者を城壁の上で見張らせる。攻め口に当たらない場所である。城から出るときには必ず明らかな割り符を作り、役人にも民にもみなそれを知らせる。一人から百人以上を連れて出る場合でも、割り符を持たなければ、また連れている者が知った顔でなければ、やはり印が要る。千人の将以上の者がこれを止め、行かせてはならない。それでも行き、役人や兵がそれに従えば、みな斬り、詳しく上に報告する。これが守城の重い禁である。悪事の生じるところは、明らかにしておかなければならない。
解説
出入りの管理です。割り符を作り、それを全員に周知し、位の高い者にも例外を認めない。むしろ千人の将以上に止めさせるとしているところに、上位者ほど抜け道になりやすいという読みが見えます。悪事が生まれる場所を先に特定して、そこを塞ぐという考え方です。例外を一つ認めた瞬間に、規則は運用されなくなる。上ほど厳しく、が守りの原則になっています。
この章句が説くこと
統制出入例外抜け道守城
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