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墨子 / 備蛾傅

為纍,答廣從丈各二尺,以木為上衡,以麻索大徧之,深其索塗中,為鐡鏁鉤其兩端之縣。客則蛾傳城,燒答以覆之,連䈕、抄大皆救之。以車兩走,軸間廣大以圉,犯之。其兩端。以束輪,徧徧塗其上。室中以榆若蒸,以棘為旁,命曰火捽,一曰傳湯,以當隊。客則乗隊,燒傳湯,斬維而下之,令勇士隨而擊之,以為勇士前行,城上輒塞壊城。

新字:為纍,答広従丈各二尺,以木為上衡,以麻索大遍之,深其索塗中,為鐡鏁鉤其両端之県。客則蛾伝城,焼答以覆之,連䈕、抄大皆救之。以車両走,軸間広大以圉,犯之。其両端。以束輪,遍遍塗其上。室中以榆若蒸,以棘為旁,命曰火捽,一曰伝湯,以当隊。客則乗隊,焼伝湯,斬維而下之,令勇士随而擊之,以為勇士前行,城上輒塞壊城。

書き下し

纍を為る。答の廣さ從さ、丈ごとに各おの二尺、木を以て上衡と為し、麻索を以て大いに之を徧くし、其の索を塗中に深くし、鐡鏁を為りて其の兩端の縣を鉤す。客、則ち城に蛾傳せば、答を燒きて以て之を覆い、連䈕・抄大、皆な之を救う。車兩走を以て、軸の間の廣大を以て圉ぎ、之を犯す。其の兩端。以て輪を束ね、徧く其の上を塗る。室中は榆若しくは蒸を以てし、棘を以て旁と為す。命じて火捽と曰い、一に傳湯と曰う。以て隊に當たる。客、則ち隊に乗らば、傳湯を燒き、維を斬りて之を下し、勇士をして隨いて之を擊たしめ、以て勇士の前行と為し、城上、輒ち壊城を塞ぐ。

現代語訳

束を作る。覆いの縦横は一丈ごとにそれぞれ二尺、木を上の横木とし、麻縄で大きく巻き、その縄を泥の中に深く浸し、鉄の鎖を作って両端の吊り具を引っかける。敵が城に蟻のように取りついたら、覆いを焼いて上から落とし、連なった籠も大きな柄杓もすべてこれを助ける。車を二台走らせ、軸の間の広さで防ぎ、そこへ当てる。両端は輪で束ね、その上をくまなく塗る。中には楡か蒸し木を詰め、棘を周りに配する。これを火捽といい、または伝湯という。攻め口に当てる。敵が攻め口に乗ってきたら、伝湯に火をつけ、綱を切って落とし、勇士に続いて討たせる。勇士を先頭に立て、城壁の上ではすぐに壊れた箇所を塞ぐ。

解説

火を仕込んだ束を綱で吊るし、取りついた敵の上に落とす装置です。落としたあと勇士が追い討ちをかけ、その間に城壁の壊れた箇所を塞ぐ。攻撃と復旧を同時に走らせる段取りになっているのが要点で、押し返している時間を修理に使うという考え方です。反撃の目的が、敵を減らすことではなく時間を作ることに置かれている。守る側の勝ち方がここに出ています。

この章句が説くこと

反撃復旧同時段取り守城

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